以前、読んだ本にこんな事がかいてあった
例えばある風景をみて映画を発想する、そういうことはあるだろう。あなたは何よりもまずその風景を撮りたいと思う。
しかしその風景がいかに描写され、あるいは写真や映像で示されても、私たちはそれを面白いと思わないだろう。
それはあなた一人にしか判らない面白さなのだ。
多くの人にその面白さを伝えるにはどうすればよいのか?そこから具体的な思考は出発する。
あなたは何故その風景を撮りたくなったのか?あなたはどのような状態でその風景に接したのか?
そのような問いかけの果てに、初めは風景だけでしかなかったものが誰かの見る風景、ある状況下に置かれた人物の見る風景へと具体化していく。
そのとき初めて、その風景が画面に映し出される事が、面白いか否かを判断しえる環境がうまれる。
ドキュメンタリーか映画技法の本だったと思うんだけど?ちょっとタイトルは思い出せない。でもこの文章はテキストファイルにコピペしてあった。って事は私にとってこの文章は何かしらイミのあるモノなのかもしれないし、そうではないのかもしれない。
この前、渋谷に行った時にこの文章の事を思い出した。事務所から渋谷へ渋谷から自宅へ帰る道中、246、明治通りを自転車で走っているときにブアーって色んな景色がアタマ巡って、途中コンビニで酒でも買って飲んでもいい位の暑さだったけどガマンしてイエ帰ったら子供が奥さんに叱られてた。
9 番 ライト 具体的な思考は何処へやら
告知 2019年7月18日より杉浦則夫緊縛桟敷’にてjunさん公開中です。