大葉さくら杉浦則夫緊縛桟敷にて掲載開始。
体の柔らかい女にはどことなく色気を感じる、大葉さくらにはそのうえ猥褻な色気をただよわす、デジタルカメラになってからカットを撮影するたびに画像確認のデスプレーを見るのであるが、そこに写るさくらの姿は実物とはちがった猥褻な存在感が写る、尻から太もものふくよかな線はやや短足な脚にありアンバランスな崩れた美というか、緊縛写真をもっとも撮りやすい体つきだ。さくらには受縛の経験がまだほとんどないらしい、顔の表情を写真的に作るという事はむりであるが、むしろ自然なままにある表情で充分と思い撮影をする。さくらを受縛すきな女に仕上げる熟練な調教師に任せれば、さくらは確実に麻薬患者が薬を求めるように緊縛のあじを知るところとなると思われる、そんな体になったときもう一度撮影してみたいとそそられる女だ。
蚊帳のうちには暑い空気のよどみに女の体臭がまざり、寝苦しい夜であるならば、たがいに求める色事はひとつになる、さくらはまだ充分に縄の味を知らない女であるが今夜ばかりは燃え尽きたい欲望が体の芯からおこっている、かたく興奮しきった乳房に吊り縄がぐいと責めたてると「キィー」と唇をかみしめながら吐息と一緒にもらしたさくらのさけびには痛みとともに快感のひびきを聞いた、私はこの子の性癖の未来をみたようなきがする。
7月30日の東京は朝から30度を超す熱気であった、わがクルーは高齢者が多い、水分補給をこまめにしながらのりきる、お疲れ様のビールがキィーンとのどをうるおした一日でした。
大葉さくら杉浦則夫緊縛桟敷にて掲載開始。