わたしは、接合部を覗きこむ。
肉棒はネラネラと濡れ、地図のように巡る血管が、光を返してうねってる。
そのとき、背後に人影を感じた。
振り向くと、パスタを食べてた、若い理科の先生。
手には、パスタのカップを持ったまま。
ルージュの落ちかけた唇を尖らせ、獣と化した同僚を凝視してる。
「こんなの見るの、初めて?」
理科の先生は、かくかくとうなずく。
「でも、私生活では、やってるでしょ?」
「ベッドの上だけです。
お風呂入ってから。
こんな、服着たままなんて無いです」
「どう?
イヤらしいでしょ」
「めちゃめちゃ興奮します。
こっちの方が、ずっといい」
「見られながら、したい?」
「したいです」
「おまんこ、見られたい?」
「見られたい!」
「じゃ、下だけ脱いで。
わたしが脱がせてあげる」
理科の先生は、その場に起ちあがると……。
パスタのカップを持ったまま、わたしに腰を突きつけてきた。
スラックスのファスナーを、音立てて下ろす。
ストッキングも穿かない、若い生脚があらわになる。
白い肌を巡る血管が、網の目のように浮き出てた。
股間を三角形に覆う布地の中心は、すでに湿ってて、わだかまる陰毛まで透けて見えた。
わたしは、ウェストのゴムに手を掛けると、一気にショーツを引き下ろす。
海栗の身を割ったような、若い性器があらわになった。
「先生……。
スゴいことになってますよ。
ほら、太腿までお汁が垂れてる」
「ふぅぅん」
理科の先生は、スラックスの裾を踏みつけて脱いだ。
「裸……。
下だけ裸……」
「うれしい?
お尻もおまんこも、剥き出しにできて」
「うれしい」
「こんなエッチなおまんこしてたら、毎日したくてしょうがないでしょ?」
「したい。
朝晩したい」
「彼氏は、してくれるの?」
「毎日は会えないもの」
「じゃ……。
自分でしてるのね?」
「してます」
「毎日?」
「朝晩!
今朝もして来ました。
さっきの休み時間もしました」
「あらまあ。
どこで?」
「もちろん、トイレです」
「裸になったの?」
「いいえ。
スラックスだけ下ろして」
「それはいけないわね。
下だけは、素っ裸にならないと。
今みたいにね。
うれしいんでしょ?
見られて」
「見て……。
もっと見て」
先生はわたしに正対すると、腰を前後に振り始めた。
股間から跳ねた雫が、ひざまずくわたしの太腿を濡らす。
「ほら。
国語の先生にも見てもらいましょう」
理科の先生の手を引いて、机に突っ伏す国語の先生の傍らに起たせる。
国語の先生は、メガネを鼻の頭まで落として喘いでる。
開いた唇から零れた涎が、赤ペンの入った答案を汚してる。
「先生。
見てやって下さい。
理科の先生のおまんこ。
いやらしいでしょ?
朝晩、自分でなさってるんですって」
理科の先生は、両脚をパンタグラフのように開き、股間を突きつけた。
国語の先生の目が、泳ぎながらも股間で焦点を結ぶ。
「おっきぃ……。
おまんこ」
「あぁ。
それ、言わないでぇ。
コンプレックスなんですぅ。
彼のじゃ物足りなくて。
国際結婚しようかしら?
見て。
おっきぃおまんこ、もっと見てぇ」
でもすでに、国語の先生の視線は、あらぬ方向に飛んでいた。
メガネが、鼻の頭で斜めにかしいでる。
後ろの日本史の先生が、激しく腰をぶつけ始めてたの。
日本史の先生の腰骨と、国語の先生の尻たぶが、高らかな肉音を立て始めた。
パンパンパンパンパンパンパンパンパン。
それは、学校中に響くファンファーレのように聞こえた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
出る!
出ます!」
理科の先生は、身を翻すと、ファンファーレの音源に顔を近づけた。
和式便器を使うようにしゃがんだ股間では、指が忙しく動いてる。
もう一方の手は、カップのパスタを掲げたまま。
「先生!
出していいですか!
中に出していいですか!」
「出して!
出して!
でも、妊娠したら!
妊娠したら!
結婚してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「そ、それは……。
無理ですぅぅぅぅぅ」
最後の最後で集中を乱されたのか、日本史の先生のちんぽが外れた。
「あぁ!」
国語の先生が、喪失の悲鳴をあげる。
日本史の先生は、お腹まで跳ね上がったちんぽを掴んだけど……。
もう、間に合わなかった。
亀頭が膨れ上がると、空中で暴発。
でも、その先には、理科の先生が、顔を差し出してた。
精液が、理科の先生の黒セルのメガネを直撃。
理科の先生は、銃弾を浴びたように仰け反る。
メガネのレンズは、真っ白に覆われてた。
さらに、あおのいた鼻の穴に、第2弾が直撃。
細い鼻孔が、濃厚な糊で塞がれる。
「わきゃ。
ぅわきゃ」
日本史の先生は、奇声をあげながら、思うさま、尻たぶを絞った。
理科の先生の頬に、唇に、次々と精液が着弾する。
「はぅぅ」
日本史の先生が、尻たぶを痙攣させると……。
ようやく、射精が止まった。
射出口から零れる雫が、陰茎を握りしめた指に零れる。
「さ、最高でした……」
日本史の先生は、蕩けるような声をこぼすと……。
その場に尻を落とした。
後ろざまに床に転がる。
顔が横に倒れ、両目がわたしを見あげた。
でも、目の中に瞳は無かった。
真っ白い両目が、虚空を睨んでる。
半開きの口の中で、舌だけがチロチロと動いてた。
でも、股間のちんちんは握ったまま。
シロップをまぶしたような陰茎は……。
まだ天井を指して、びくびくと鼓動してる。
仰向いてた理科の先生のクビが、元の位置に戻った。
顔面に貼り付いた精液が、鑞涙のように下降する。
細い顎先に集まった精液が、石筍みたいに伸び……。
ぼたぼたと落ち始める。
落ちた先は、手に掲げたままのパスタのカップ。
わだかまる麺の上に、まるでドレッシングのように降りかかる。
白濁したレンズ越しにそれを見つめてた理科の先生は……。
突然、カップに顔を突っ伏した。
「ふぉぉぉぉ」
唸りながらクビをうねらせ、顔面でカップを掻き回す。
ひとしきり堪能すると、呼び止められた人のように顔を起こした。
顔面をパスタのソースが覆い、鼻の穴からは麺が下がっている。
ソースにまみれたレンズの向こうで、すでに目線が飛んでる。
先生は、カップの中に手を突っこんだ。
麺を鷲掴みする。
クレーンのように持ちあげる。
指の間から、ソースまみれの麺が垂れ下がる。
「はぅ」
先生は、気合と共に、麺を握った片手を、自らの股間に叩きつけた。
手の甲に癇立った腱を走らせながら、股間に麺を捻りこむ。
ちぎれた麺が、ぼたぼたと床に落ちる。
「あひぃ」
先生は、背泳のスタートのように、真後ろに倒れた。
足裏が天を指すと、サンダルが外れて床に落ちた。
先生は、そのままの姿勢で、自らの股間にトドメを刺そうとしていた。
手の平の描くオーバルは、たちまち内径を縮め、周回を速めている。
「イ、イク……」
その声に、机に突っ伏してた国語の先生が反応した。
ふらふらと歩んで、理科の先生の脇に立つ。
理科の先生が、哀願するように見あげた。
「お、お願いします。
わたし、イク……。
イキますから……。
顔に……。
顔に、かけて。
おしっこ、かけて。
かけてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
国語の先生が、理科の先生の顔を跨いだ。
そのまま、しゃがみこむ。
骨盤の尖る相臀が、理科の先生の顔を隠す。
でも、位置を調節するためか……。
その尻が、再び上がった。
競馬の騎手のような姿勢だった。
開いた相臀のあわいに、シャッターのような肛門が穿たれてる。
ぱっくりと割れた性器も丸見え。
理科の先生も、それを見上げてる。
「放尿……。
放尿して」
国語の先生のお尻に、翳のように力がよぎった。
同時に、膣前庭に穿たれた尿道口が解放された。
数珠を繋いだような雫がこぼれ……。
たちまちそれは、一本の奔流と化した。
理科の先生の顔面に打ちつける。
理科の先生は、顔面で打たせ湯を受けるように、顔をうねらせた。
湯気を上げる熱水が、理科の先生のレンズに噴きつけ、顔面のソースを洗い流す。
鼻の穴の麺も流れた。
本作品のモデル「岩城あけみ」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。
《説明》
杉浦則夫の作品からインスピレーションされ作られた文章作品で、長編連載小説のご投稿がありました。(投稿者 Mikiko様)
本作品は7/13まで連続掲載、以後毎週金曜日に公開される予定となっておりますので、どうぞお楽しみに。
前作を凌ぐ淫靡と過酷な百合緊縛!「川上ゆう」さん、「YUI」さん登場予定作品です。
時を越え、再び出会った美里とあけみ。現在に戻った美里は、さらなる花虐へと誘われていく…。