放課後のむこうがわ 3


本作品のモデル「岩城あけみ」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。

放課後のむこうがわ 3

「ふふ。
 待ちきれないって顔ね。
 それじゃ……。
 わたしの質問に、ちゃーんと正直に答えたら……。
 ご褒美をあげるわ。
 いい?」

 あけみちゃんの頚が、上下に振れた。
 肩先を包む髪が、大きく戦いだ。

「それでは、第一問。
 夕べは……。
 わたしのことを思いながら……。
 オナニーしましたか?」
「……」
「しましたか?」
「……、はい」
「声が小さい!」
「しました」
「何を?」
「……、オナニー」
「ちゃんと続けて言って。
 小学生じゃないんだから」
「オナニー、しました」
「よろしい。
 それでは、第二問。
 どこでしましたか?」
「お部屋のベッドで」
「ふーん。
 いまいち、つまんないわね。
 ま、一番集中できるとこではあるけど。
 それじゃ、第三問。
 どうやってしましたか?」
「指で……、しました」
「指で、どうしましたか?」
「触りました」
「どこを?」
「あそこです」
「あそこじゃわかりません」
「クリ……、ちゃん」
「あんなヤらしいとこに、ちゃんづけしてどうすんの。
 あれはね、陰核っていうの。
 ほら、もう一回言って。
 どこを触りましたか?」
「……陰核」
「そのときは、裸でしたか?」
「パジャマの上は、着てました」
「ということは、下は?」
「裸です」
「パンティも?」
「脱いでました」
「どんな格好でしましたか?」
「ベッドに正座して……」
「ふふ。
 こないだ言ってた格好ね。
 正座したまま、上体だけ前に倒して……。
 顔を布団に埋めるっていう?」
「はい」
「どうして、そんな格好でするようになったの?」
「声が……」
「あ、そうか。
 部屋の外に聞こえるほどの……。
 はしたなーい声が出ちゃうわけね。
 それで、顔を布団に埋めて堪えてる。
 それでも漏れちゃうでしょ?」
「お布団、口いっぱいに頬張って……」
「ありゃりゃ。
 終わった後は、布団ぐちょぐちょ?」
「はい」
「あー、ヤらしい子。
 それでは、そんなヤらしいちゃんに、質問を続けます。
 その格好で、どうやっていじるんですか?」
「手を、身体の下から伸ばして」
「股ぐらをいじくるわけね」
「はい」
「お尻丸出しで?」
「はい」
「ほんとは、その格好……。
 誰かに見られたいんじゃないの?
 お尻の穴まで晒してる姿を」
「み、見られたいです」
「誰に?」
「ともみさん」
「よろしい。
 じっくり見てあげるね。
 でも、その前に……。
 わたしのを先に見てもらおうかな。
 すっかり気分出ちゃった」

 そう言ってともみさんは、タータンチェックのスカートをたくし上げた。
 純白のショーツにくるまれた、丸々としたお尻が見えた。
 何かスポーツでもやっているのか、筋肉みたいなお尻だった。
 両手が、布地を捲り下ろした。
 お尻の割れ目が、一瞬だけ見えた。
 でも、スカートの裾が落ちて、すぐにお尻は隠れた。
 ともみさんは上体を折ると、片足ずつ上げて、足首からショーツを抜いた。
 再び直立したともみさんは、小さく丸まったショーツを、指先でぶら下げた。
 あけみちゃんの目の高さまで上げたショーツを、風鈴みたいに振った。

「ほしい?」
「ちょうだい!」
「だめー。
 この前みたいに、口の中に押しこまれたら……。
 穿いて帰れなくなっちゃうもん。
 グチョグチョで。
 今日は、匂いだけね」

 ともみさんが、腕を真っ直ぐに伸ばした。
 あけみちゃんは懸命に顔を突き出し、布地の匂いを嗅ごうとしてた。

「はいおしまい」
「あぁっ」

 ともみさんは、床に置いた鞄の上にショーツを落とした。
 鞄に、白い花が咲いたみたいだった。

「今日は、おあずけ責めにしてあげようか?
 ふふ。
 切なそうな顔して……。
 可愛い。
 それじゃ……。
 もっと切なくなってもらいましょう」

 ともみさんは足幅を開くと、スカートの裾を持ち上げた。
 胸前に、扇のように広げてる。
 後ろからだと、お尻も隠れてるけど……。
 前から見たら、下半身全開よね。
 あけみちゃんの目は、扇の要に釘付けだった。

「どう?」
「……、綺麗」
「また剃られちゃったのよ。
 変態先生に」
「いや!」
「何が?」
「ほかの人のことは、言わないで」
「ふふ。
 可愛い子。
 ほんと、苛めたくなっちゃう。
 実は、わたしさ。
 ほんとにツルツルだった子供のころ……。
 男の人に、こんなふうに見せられたことがあるんだ。

第四話へ続く

文章 Mikiko
写真 杉浦則夫
—————————————————————-

本作品のモデル「岩城あけみ」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。