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あけみちゃんの背中が、教卓を離れた。
歩き始めた幼児みたいな足取りで、2、3歩あゆんだ。
でも、あっという間にバランスを崩すと、上体を捻りながら沈んだ。
まるで、床に吸いこまれるスパイラルみたいだった。
でも、微かに残った意識が、上体の姿勢だけは保ったみたい。
あけみちゃんは、教卓の側面に背中を凭せ、しゃがみこんでた。
瞳は上目蓋から落ち、宙に泳いでた。
胸が大きく起伏してる。
「危なかったね。
上体縛られたままひっくり返ったら、可愛い顔に傷がついちゃうところよ」
ともみさんは、そんなあけみちゃんを尻目に、机をひとつ動かしてた。
天板に金属パイプの脚が付いた、生徒用の机。
それを柱の前に据える。
この教室の中にはね、柱が何本か立ってるの。
20センチ角くらいの太い柱。
最初からこういう設計なのか……。
それとも、後から補強されたのかもね。
上半分は白く塗られてたけど……。
木製の柱だと思う。
ともみさんは机を、その柱にぴったりとくっつけた。
「あけみ。
こっちおいで。
診察台を作ってあげたから。
これから、あけみのヤラシーまんこを、診察してあげます」
あけみちゃんの表情が、明らかに輝いた。
ともみさんの仕草を追ってた瞳が、息づくように膨らんだ。
あけみちゃんは床に両膝を突くと、懸命に起ちあがった。
後ろ手に縛られた上体を振りながら、机の脇まで歩んだ。
あけみちゃんは机の天板にお尻を載せ、自ら迫りあがろうとしたけど……。
上体を縛られたままじゃ、無理だった。
「ひぃぃぃ」
もどかしさが、口をついて漏れ出た。
「あわてないの。
手伝ってあげるから」
ともみさんが、あけみちゃんを抱えるように机に載せた。
背中を柱に凭せかける。
尾骨が天板に着くほど、お尻は前に流れてる。
「それじゃ、患者さん。
診察の姿勢を取ってください。
脚を上げるのよ。
ほら、赤ちゃんがオシメ替えてもらう格好」
あけみちゃんの両腿が、胸前まであがった。
膝は二つに折り畳まれ、靴底は天板まで下りてた。
「どうも安定が悪いなぁ。
落っこちそうだ。
固定が必要ね」
ともみさんの片手には、ロープが握られてた。
どこから出したんだろう。
ほんとにマジシャンみたい。
ていうか、その時のともみさんは、全能の人だったのかも。
手の平を開けば、欲しい物が向こうから飛びこんでくる、みたいなね。
ともみさんは、あけみちゃんの上体を柱に縛り付け始めた。
ブラウスと縄が擦れるキュルキュルという音が、まるで宙に鳴る鞭のように聞こえた。
たちまち縄は、あけみちゃんを括りあげた。
両腿にも縄が掛けられ、上体と結ばれた。
「はい、出来上がり。
あけみ、嬉しい?」
あけみちゃんは、ともみちゃんを見上げながら、一生懸命うなずいた。
瞳は、憧れるように輝いてた。
主人を見上げる子犬みたい。
シッポがあったら、千切れるほど振ってたかも。
「でも、その姿勢って……。
自分じゃ、どうすることも出来ないんだよ。
気持よくなろうとしたら……。
ちゃーんと言葉にして、お願いするの。
ほら。
もう、机にお汁が垂れてる。
さぁ、どうして欲しいの」
「弄って。
弄ってください」
「どこを?」
「おまんこ」
「はしたない子ね。
襞々が捲れ切ってる。
陰核が、鼻筋みたいに持ち上がってるよ。
鼻の頭を、ちょいと潰してやったら……。
あっという間に、白目剥いちゃいそうだね。
でも、そんな簡単にはイカせてあげないから。
まずは、診察。
おまんこ測定」
ともみさんは、さっきの長い定規を握ってた。
机の前に、しゃがみこむ。
「何センチあるかな?」
ともみさんは、あけみちゃんの股間に定規を押しあてた。
「あひぃ」
あけみちゃんの顎が上がり、頭頂が柱を擦った。
「えーっと。
5センチ……。
4、5センチかな?
これって、標準なのかな?
わたしのは何センチだろ?」
ともみさんは起ちあがると、スカートを捲りあげた。
もちろんその下は、何も穿いてない。
張り出た腰骨に夕暮れの光が浮いて、産毛まで数えられそうだった。
「あけみ。
目盛り読んで」
あけみちゃんは眉に皺を寄せて、ともみちゃんの股間を凝視してる。
かなり目が悪いみたい。
「4センチ……、くらい?」
「頼りないね。
ま、ミリまでは見えないか。
だいたいおんなじってとこね。
でも……。
おまんこ剥き出すと、どうしてこう気分出るんだろ。
弄りたくて堪らなくなるわ。
ほら、陰核までパンパン。
見える?」
ともみさんは、指先で恥丘を引き上げながら、股間を突き出した。
あけみちゃんの視線は、レーザー光のように一点を灼いてた。
ともみさんの陰核が、溶け出すんじゃないかって思えるほど。
そんなあけみちゃんの顔を、ともみさんは口角を上げて見下ろしてた。
「あんまり焦らすのも可哀想ね。
じゃ、とりあえずサイズ測定はこれでおしまい。
それでは……。
お待ちかねの、触診に移ります」
「ひぃぃぃぃ」
「患者さん。
はしたない声出さないでください」
ともみさんは、再び机の前にしゃがみこんだ。
あけみちゃんは、懸命にお尻を迫り出してる。
「ほんとにヤラシイ陰核。
まさしく勃起してるんだからね。
陰核の皮が、ヨットみたいに帆を張ってる。
悪い子。
そういう子の頭は、ちょっと叩いてあげようか。
ひょい」
「あぎ」
あけみちゃんのお尻が跳ねあがり、机の脚が騒々しいステップを踏んだ。
「ちょっと反応良すぎ。
指でグニグニしたら、あっという間だね。
ダメよ。
すぐイッちゃ」
ともみさんは、引っこめた人さし指を、宙に立てた。
そのまま、自分の鼻に引きつける。
「くさーい。
メスの匂いがプンプンする」
「ひぃぃぃぃ」
「これは、キケンな液体ですねー。
指が溶けちゃいそう。
掃除が必要みたいなので……。
これを使いましょう」
スカートのポケットを探ったともみさんの指には、小さな白い棒が摘まれてた。
「わかりますね?
綿棒です。
でも、普通の綿棒じゃないのよ。
レンズクリーニングの専用品」
ともみさんは、綿棒を胸前に掲げた。
まるで、小さな灯し火みたいに。
あけみちゃんの瞳は、その灯火に焦点を結んでた。
ちょっと寄り目になるほどにね。
「クリーニングしますよ」
ともみさんの胸元が、机にくっついた。
もう、ともみさんの顔のすぐ前が、あけみちゃんの股間だった。
綿棒を持たない方の手が、宙に弧を描いた。
あけみちゃんの瞳が、軌跡を追う。
「あひゃ」
ともみさんの片手は、股間に着地してた。
「包皮の裏側には……。
恥垢というキタナイものが溜まりがちです。
そこを、入念にお掃除しなくちゃなりません。
まずは、包皮を剥きましょう。
むぎゅー」
股間に宛てがわれたともみさんの指が、反りながらすぼまった。
指の狭間から、あけみちゃんの陰核が突き出てた。
真っ赤な色。
子犬のおちんちんみたい。
「悪い一つ目小僧ですね。
め」
綿棒の頭が、陰核を突いた。
「わひぃ」
あけみちゃんの膝から下が跳ねあがった。
紺のハイソックスが宙を掻き回す。
「はしたないですねー。
お尻の穴まで丸見えよ」
「見てー。
あけみのお尻の穴、見てー」
あけみちゃんの両脚が、コンパスみたいに開いた。
「ひくひくしてる。
カメラの絞りみたい。
見つめてると、吸いこまれそうだよ」
第十八話へ続く
文章 Mikiko
写真 杉浦則夫
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