「パンパンパンパンパンパンパンパンパン。
痩せた腰を抱えて、連打の嵐です。
背肉が、さざ波みたいに震えてる。
手を前に回し……。
下を向いて、わずかに膨らみを見せている乳房を握る。
乳首は、棗みたいに尖ってます。
捻り潰す。
『わひぃぃ。
痛いぃ』
『嫌いじゃないでしょ』
『好き!
好き!
痛いのも、先生も、大好きぃぃぃぃ。
結婚してぇぇぇぇぇ』
『それは、無理ですぅぅぅぅぅ。
出る!
出る!』
『出して!
いっぱい出して!
わたしのオマンコの中に、精液出してぇぇぇぇ』
『あぁ。あっ! あっ!』
『来てる! 熱いのが、来てるぅぅぅぅぅ』
ふう。
何の話、してるんでしたっけ」
「呆れた先生ですわ。
人の授業に、いきなり裸で乱入して……。
生徒の前で、同僚との情事の描写を延々となさりながら……。
剥き出しのちんぽ、勃起させるなんて」
「すみません。
今日はまだ、抜かれてないもんで。
それじゃ、みんな。
これから、日本史の授業を始める。
この先生のちんちん、これが、『成り成りて成り余れる処』だ。
これを……。
この川上先生のお尻の間に覗く、『成り成りて成り合はざる処』に突っこむ。
日本という国は、この“国産み”の儀式によって出来たのです。
川上先生、もう少しお尻を上げてください。
そうです、そう。
素晴らしい!
国語の先生とは、大違いです。
どうです、この丸み。
美しい!
男なら、精子をかけずにはおられません。
それでは、イカせていただきます……。
って、なんじゃこりゃー」
「どうしました?」
「まんこに縄が食いこんでて、突っこめないじゃありませんか」
「先生のおちんちんなら、隙間から入りません?」
「失敬な。
針金じゃないんですから。
くそ。
どうやって解くんだ、これ?
結び目がお団子になってる。
あぁ、焦る」
「不器用すぎますわ」
「激しく焦ってるからです。
もう、出そうなんです」
「早すぎじゃありません?」
「男は、新鮮な刺激に弱いんです。
妻や国語の先生なら、慣れきってますから……。
余裕でズコズコできます。
でも、憧れの川上先生のお尻を前にしたら……。
もう、発射秒読みです」
「じゃ今日は、そのまま射精していただこうかしら。
生徒にも、男性が射精するところを、よく観察してほしいから」
「そんな!
鮭じゃないんですから、かけるだけじゃ満足できません。
中に出したいです」
「勝手に入ってきて、贅沢な方ですわ。
それじゃ……。
もうひとつ、新鮮な刺激を与えてさしあげますわ」
「ど、どうする気です、岩城先生?
あ、スカートたくし上げたりして。
げ、ストッキングが、太腿で切れてる。
それ、好きなんです!
パンティは……。
は、穿いてない!
しかも、股に縄!
さらに、パイパン!
過激すぎです。
厳しすぎます。
あっ、あっ。
ダメ、ボクちゃん、もうダメ。
出る!
出る!
わきゃっ。
わきゃきゃっ」
「ほら、みなさん。
よく見て。
これが、男性の射精ですよ。
思いのほか、飛ぶでもんでしょ。
どうしたの、あなた?
顔にかかった?
まぁ、生徒にまで顔射するなんて、悪い先生。
大丈夫よ。
顔にかかったくらいじゃ、妊娠しないから。
嗅いでごらんなさい。
植物の匂いがするから。
森の中で嗅ぐみたいな匂いよ」
「わきゃっ。
ぅわきゃ」
「まだ出るんですか。
腎虚になりますよ。
あら、もう目の玉裏返して。
立ったまま気絶してるだけでなく……。
気絶したまま射精を続けるなんて、異常体質としか思えませんわ」
「あ、あかか」
「あら、残念。
ひっくり返っちゃいましたね。
でも、仰向けになっても、ちんぽを離さないなんて……。
木口小平みたいですわ。
みなさん、集まって。
川上先生の周り。
あ、日本史の先生、踏まないようにね。
ほら、スゴいでしょ、この精液。
たくさん出したものね。
川上先生のお尻一面、精子まみれ。
工作用の糊を撒き散らしたみたい」
「嗅いでご覧なさい。
もっと近くで。
結婚したら、毎晩嗅ぐことになるのよ。
ほら、山下さん。
あなた、クラス委員でしょ。
こっち来て、しゃがんで。
男性の精子、見るのは初めて?
そう。
びっくりした?
でも、匂いを嗅いだら、もっとびっくりするわよ。
男性の体内から出たとは、とても思えない匂い。
植物の香りがするの。
初めて精子を嗅いだとき、この人は森の精かもって思った子もいるくらい。
ほら。
もっと顔、近づけて。
焦れったい子ね。
手伝ってあげるわ。
えい。
ほほ。
顔ごと、突っこんじゃったわね。
精子の海に。
どう?
スゴい匂いでしょ。
あら、逃げないのね。
まぁ。
ほっぺた、擦りつけてる。
鼻の穴まで精子詰めて。
大人しそうな顔して、とんだ変態っ子だわ。
下の方、どうなってるのかしら。
ほら、膝ついて、お尻上げてごらん。
見てあげるから。
スカートを捲って……。
まぁ、ミッキーとミニー。
まだこんなパンツ穿いてるの。
でも、中身はもう立派な大人ね。
お股のとこが、透けてるわ。
それじゃ、みなさん。
わたしの手元に注目。
クラス委員のおまんこ、ご開帳しますよ。
ほぅら、出た。
うわっ。
スゴい。
糸引いたわ。
見たでしょ?
ほら、もうドロドロ。
これはもう、授業開始から濡らしてたわね。
開いてみましょうか。
山下さん、触るわよ。
まぁ、お尻突きつけてきた。
肛門までピクピクさせて。
それじゃ、開きますね。
熱っつい。
火傷しそう。
溶け崩れたお菓子みたい。
指が滑っちゃうわ。
ちょっと、動かないで。
あら、気分出ちゃった?
お尻、うねらせちゃって」
「このとおり、女子高生の身体ってのは……。
いつでも生殖可能な、もう立派な雌ってわけよね。
江戸時代なら、子供産んでて当たり前の歳だし。
性に対する、きちっとした教育が、なされなすぎだわ。
山下さん、ここ気持ちいい?
まぁ、ガックガックうなずいちゃって。
どうしたの?
初めてってわけじゃないでしょ?
オナニー、してないの?
え?
母親に禁じられてる?
子供の頃から、布団の上に両腕を出しておくように命じられて……。
毎晩、チェックに来るの?
それは、ちょっとヒドいわね。
自分は旦那とヒーヒーやってるくせに……。
娘にはオナニーさえ禁じてるっての?
さっき言ったように、生殖できる身体を持ってるってことでは……。
母親も娘も、まったく対等なのよ。
許しがたいわ。
ほら、いいでしょ?
こんなに気持ちいいのよ、女性の身体って。
まぁ、ヨダレまで垂らして……。
可哀想に。
家で出来ないんなら……。
学校ですればいいのよ。
おトイレなんかで、隠れてすることないわ。
大っぴらにやればいいのよ。
そうだ。
今度、1時間目が始まる前に、オナニータイムを作ろうか。
クラス全員でするの。
バスタオルを畳んで、椅子の上に置いて……。
スカートを広げ、お尻をタオルに載せる。
もちろん、パンティは脱いであるわ。
で、思う存分捏ね回すの。
噴きあがる嬌声は、セミの合唱みたいでしょうね。
教師は、席の間を巡りながら……。
間違ったやり方をしてる子がいないか、チェックするの。
シャーペン突っこんでたりしたら、危ないものね。
もちろん、監督する教師だって我慢出来なくなる。
歩きオナね。
面倒だから、スカートなんか脱いじゃってるわ。
生徒たちの手元を凝視しながら……。
自分のまんこを、存分に掻き回す。
きっと、教師の方が先にイッちゃうわね。
泡噴きながら、その場にひっくり返る。
気持ちいいでしょうね……。
頭が真っ白になるわ。
え?
あらやだ、また自分の世界に入っちゃってたみたいね。
どうしたの、美里ちゃん?
川上先生が、目を覚ましそう?
あら、ほんとだ。
それじゃ、第二幕の開演ね。
「川上先生?
お目覚めですか?」
川上先生は、柱を背にしてた。
でも、立ってるわけじゃない。
宙吊り。
両脚は、小さい女の子がおしっこさせてもらう形に開いてる。
でも、膝裏を掬いあげてるのは、母親の手じゃない。
飴色の縄。
両膝を括った縄が、天井に伸びてた。
もちろん、股間は大きく開いてる。
でも、性器は見えなかった。
股間を、縄が戒めてた。
お臍の下に回る横縄から、束ねられた縦縄が幾本も降りてる。
性器も肛門も、縄のふんどしが隠してる。
でも、陰毛までは隠し切れない。
柔らかそうな陰毛が、縄目から萌え出て見えた。
「先生?
川上先生?」
あけみ先生の問いかけに、川上先生の目蓋が、うっすらと開いた。
「おはようございます、先生。
どうですか、ご気分は?」
「……、岩城先生?
ここは……?」
川上先生は、まったく事態を理解できないみたいだった。
視線は定まらず、宙を泳いでる。
身じろぎしようとして、ようやく……。
自らに施された戒めに気づいたようだ。
縄を打たれた身体を、のろのろと見回してる。
「これは……。
どういうわけですか?」
「見てのとおりですわ。
囚われの身ということになりますね」
「まさか……。
まさか、岩城先生が?」
「本意ではありませんでしたのよ。
この部屋で作業してたら……。
先生が入って来ちゃったんですもの。
床に転がるお荷物を見つけられそうだったから……。
眠っていただきましたの。
思い出したみたいですわね」
「岩城先生でしたの!」
「そう。
後ろから羽交い絞めにして、ハンカチで口を覆ったのは、このわたし」
「どうして!」
「ですから、こんな予定、最初からありませんでしたの。
完全なハプニング。
2人いっぺんになんて、考えてもいなかった。
そこまで大胆じゃないもの、わたし。
ひとりずつって思ってた。
今日はまず、理事長先生。
川上先生は、またの日のお楽しみ。
そのはずだったの。
でも、床に倒れて眠ってしまった先生を見たら……。
これも天のお導きだって思った。
もう1人のターゲットが、向こうから転がりこんで来たんですもの」
本作品のモデルの掲載原稿は以下にて公開中です。
「川上ゆう」 「結」 「岩城あけみ」
《説明》
杉浦則夫の作品からインスピレーションされ作られた文章作品で、長編連載小説のご投稿がありました。(投稿者 Mikiko様)
本作品は毎週金曜日に公開される予定となっておりますので、どうぞお楽しみに。
前作を凌ぐ淫靡と過酷な百合緊縛!「川上ゆう」さん、「YUI」さん登場予定作品です。
時を越え、再び出会った美里とあけみ。現在に戻った美里は、さらなる花虐へと誘われていく…。