川上ゆう 撮影後記


昨年末といっても1週間前に緊縛桟敷と三和出版の共同で写真、VTRを2日にわたっての撮影を終えました。
川上ゆうとは一年ほどの間をおいての撮影である、そのあいだも相当に忙しく撮影をしているようだ、ゆうは今回の現場に、いま女の子のあいだで人気の一眼レフカメラオリンパスペンを持参で、ゆくゆくは現場のセルフポートレイトをもとに写真をまとめてみていと意欲的である。

意欲というめんでは撮影にのぞむ意欲の強さは平沢里菜子を超えつつある、石抱き刑では一枚の石の重さが5kgほどの石をそろばん板の上に正座して4枚も重ねる刑罰、脚に錘をつけた木馬責めを10分、駿河問い責めに5kgの石を腰にさげ2、3分の責めと私も鬼と化して責めてみた、さすがに駿河問い責めシーンの終わったときには本当にその辛さをこらえきった自己陶酔と辛さでおお泣きをしてしまった、それにつられてスタッフもいつになくおろおろと心をかき乱されて感動の涙を流さんばかりで「よくやった、よくやった」ゆうをなだめる姿もこんな現場の一縷の花か。

いまさらながらこの刑罰に縛りの根があるとおもいをめぐらせていた。

緊縛桟敷キネマ館 にて動画DVD付き写真集を発売開始
写真と動画コンテンツの単品販売は現在発売時期未定です。
杉浦則夫緊縛桟敷 より原稿掲載

投稿者:

杉浦 則夫

杉浦則夫写真事務所代表 杉浦則夫