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目を覚ましたときは、同じ格好だった。
床に大の字。
置いてかれたかと思って、慌てて上体だけ起こした。
2人の姿は、まだ階段にあった。
でも2人は、さっきの格好じゃなかった。
「アシスタントさん、お目覚めのようね。
お尻にタンポン突っこんでイッちゃうなんて……。
筋金入りの変態ちゃんよね。
負けそうだわ」
ともみさんは、階段の中段あたりに座ってた。
足を一段下に置いて、下の方を向く姿勢だね。
ともみさんの頭は、階段の手摺からわずかに見えるくらいだったけど……。
手摺は、並んだ柱が支えるタイプだったから、向こう側が見えるの。
あんな手摺だと、下からスカートの中が覗かれそうだけど……。
女子高だから、関係ないのかな?
あけみちゃん?
もちろん、あけみちゃんもいたよ。
ともみさんの脚元。
ともみさんが座ってる段から、3段下に足を置いてた。
しゃがんだ姿勢でね。
身体は階段上、つまり、ともみさんの方を向いてた。
あけみちゃんは、さっきと同じ姿。
制服の上着に回った縄も、そのまま。
下半身は、すっぽんぽん。
背中で縛られた両手が、苦しそうに動いてた。
ともみさんは、またスカートを穿いてた。
タータンチェックの裾が、両膝を隠してる。
でも、靴先は、踏み段に開いて置いてた。
見上げるあけみちゃんには、ともみさんの股間が見えてたはず。
ショーツを穿いてない、無毛の股間が。
で、ともみさんはロープを握ってたの。
ロープの先は、あけみちゃんの股間に吸いこまれてるように見えた。
「アシスタントさん。
いい加減、起きてくれる?
あ、タンポンはそのままよ。
ヒモぶら下げたまま、こっち来てちょうだい」
わたしは言われたとおり、タンポンを下げたまま、階段下に身を移した。
2人を繋ぐロープが、どういうふうになってるか、ようやくわかった。
あけみちゃんを後ろ手に縛ったロープが、さらに真下に伸び……。
お尻の割れ目に渡ってるの。
Tバックみたいね。
前に回ったロープが階段上まで伸びて……。
その先は、ともみさんの手の中。
案の定、下から見上げると、ともみさんの股間は丸見えだった。
スカートの裾が、暗がりをつくってたけど……。
ふっくらした大陰唇の赤みまで、よく見えた。
あけみちゃんの顔は、そこを向いたまま動かない。
凝視してるのよ。
「ふふ。
あけみの視線、すっごく熱い。
わたしの中からも、熱いのが染みだしてくるよ。
封蝋が溶けるみたいに、ぱっくり開いちゃうかも。
中まで見たい?」
あけみちゃんの髪が揺れた。
懸命にうなずいてる。
「じゃ、もうちょっと上まで、あがってらっしゃい。
わたしが、手伝ってあげるから」
そう言ってともみさんは、手に持ったロープを顔の上まで引き上げた。
「あぁっ」
悲鳴のような声をあげて、あけみちゃんは首をうねらせた。
踏み段に置いた足が、がくがくと震えた。
「どうしたの?
ほら、引っ張ってあげるから……。
登ってらっしゃい」
ともみさんは、ロープを小刻みに引いた。
あけみちゃんのお尻の割れ目に、ロープが喰いこむ。
もちろん、お尻以上に、おまんこの割れ目に喰いこんでるはず。
ロープに繋がる後ろ手が、びくびくと引き下ろされる。
両手の平が、虚空を掴むように藻掻いてる。
「はぅぅっ。
そ、そんなにしたら……。
イッちゃう、イッちゃうぅ」
「あぶないあぶない」
ともみさんは、大きくロープを緩めた。
お尻の割れ目を離れたロープが、階段まで垂れた。
ロープからは水飴のような糸が伸びて、あけみちゃんの股間まで繋いでる。
階段に蟠るロープは、色を変えてた。
「そんな格好でイッたら、転げ落ちちゃうもんね」
ロープの戒めを解かれた肛門が、瀕死の生き物みたいに、ひくひくと動いてた。
「アシスタントさん。
ぼーっとしてないで、そこのカメラ持って。
下から撮ってちょうだい。
あけみの、ヤラしいお尻」
わたしは、鞄に置かれたポラロイドカメラを取り上げた。
「ほら、あけみ。
お願いして。
撮ってくださいって」
「と、撮ってください……」
「顔見せなきゃだめでしょ。
後ろ向いて」
あけみちゃんは、懸命に顔を横向けた。
クロールの泳者が、息継ぎするみたいだった。
「おっと。
このままじゃ発禁だわ」
ともみさんが、再びロープを引き絞った。
ロープが割れ目に張りつき、肛門が隠れた。
尻たぶに、引き吊るような痙攣が走った。
「ほら、撮って」
わたしは慌ててカメラを構え、シャッターを切った。
第十三話へ続く
文章 Mikiko
写真 杉浦則夫
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