川上ゆう 撮影後記

昨年末といっても1週間前に緊縛桟敷と三和出版の共同で写真、VTRを2日にわたっての撮影を終えました。
川上ゆうとは一年ほどの間をおいての撮影である、そのあいだも相当に忙しく撮影をしているようだ、ゆうは今回の現場に、いま女の子のあいだで人気の一眼レフカメラオリンパスペンを持参で、ゆくゆくは現場のセルフポートレイトをもとに写真をまとめてみていと意欲的である。

意欲というめんでは撮影にのぞむ意欲の強さは平沢里菜子を超えつつある、石抱き刑では一枚の石の重さが5kgほどの石をそろばん板の上に正座して4枚も重ねる刑罰、脚に錘をつけた木馬責めを10分、駿河問い責めに5kgの石を腰にさげ2、3分の責めと私も鬼と化して責めてみた、さすがに駿河問い責めシーンの終わったときには本当にその辛さをこらえきった自己陶酔と辛さでおお泣きをしてしまった、それにつられてスタッフもいつになくおろおろと心をかき乱されて感動の涙を流さんばかりで「よくやった、よくやった」ゆうをなだめる姿もこんな現場の一縷の花か。

いまさらながらこの刑罰に縛りの根があるとおもいをめぐらせていた。

緊縛桟敷キネマ館 にて動画DVD付き写真集を発売開始
写真と動画コンテンツの単品販売は現在発売時期未定です。
杉浦則夫緊縛桟敷 より原稿掲載

投影 ~小林一美を求めて~ 微笑む女

第八章 、微笑む女

インターネット時代となり、私は孤独から解放される。少年の日、他者とは違った嗜好に気づかされた瞬間から続く、長く辛い孤独だった。

私が数十年かけて、苦労して収集した小林一美の様々な緊縛グラビア。それが現在では、ネット上に溢れかえっているではないか。
スキャンされた画像の海の中で、同じく彼女の魅力の虜となった先輩諸氏との出会があった。本をバラして、グラビアページをスクラップしている私には、どのタイトルが、何誌何年何号に掲載されたものか分からなくなっていたが、それも尋ねれば誰かが教えてくれる。やり取りの中で、初見の画像を目にする事も出来た。
良くないことではあるが、その返礼として初出の“お宝”を差し上げる事もある。そしてまた、それに対するお礼も頂いたりした。

小林一美の元素周期表は、効率良く、手にした喜びを味わう間もないほどの速度で、次々と埋まりだす。
飽き足らず、彼女の「全てを知りたい」という想いは、緊縛領域の外へも溢れ出していく。

はじめて、縛られていない彼女を見たのは「媚笑」という自販機本だった。ネットオークションで見つけた。
この時のモデル名は無い。まさに無名である。派手な橙の燕尾服に、網タイツ姿の彼女が私に向かって微笑んでいた。
発行年は未記載だが、昭和54年12月より前ではないかと推測した。
あの日、「小林一美」として私の前に現れた和服姿で縛られた女と、この微笑む女は、確かに同一人物だ。しかし同時に、縄と一体化し、緊縛モデルにとして昇華する以前の未完成な女である、との思いがあった。従って、緊縛デビューと思われる、黄色の和服「縄花一輪」より前でなければならない。

名無しの彼女が、どういった経緯で「小林一美」となったのか。初めて縛られた、その時の彼女の心情に思いを馳せると、なんだかとても切ない気持ちになる。
彼女も、同じ切なさを持ったかしら?
これほど長い時間、小林一美と共に生きて来たのだ。いつかは彼女の心の内も理解したいと願っている。

冒頭の、レズもの「マンパック」に辿り着いたのは、それから程なくしてからだった。

どうやら、未見の「小林一美」はまだまだ存在する様子である。すでに、一部情報も掴んでいる。後は、 “蜘蛛の巣”を張り、ひたすら彼女が現れるのを待つだけだ。
しかし、首尾よくそれらを手に入れたとして、私が新たに発掘された小林一美を公にする事は、当面無いように予感する。
あくまで“等価交換”、それが中学校時代、悪友とのエロ本交換以来の掟だ。少なくとも見渡せる範囲、すべての小林一美が手元にある私に、返礼の機会は巡ってくるだろうか?

いや、同じように考え、同じように行動し、私のまだ見ぬ小林一美を手にしている人間が、どこかにいると信じたい。
“彼”にとっては、「小林一美」でなく「高橋弘美」かもしれない。あるいは、私の知らない名前で呼んでいる事も考えられる。彼は、誰に知られる事も無く、ひっそりと、まだ見ぬ小林一美と生きているのだ。

どうです?グラビア交換しませんか。

確かな事は、小林一美は無数に存在するというこれまでの事実だ。
次から次に新しい彼女が現れる。これが最後という事が無い。求めても求め足りず、そしてそれが適っても満足する事は無い。これはまさに、人間の欲望の投影ではないのか?

否。断じて!
そのように薄汚いものであるはずが無い。

いまや下手すれば、娘ほど年下になってしまった小林一美だが、不思議に「年上の女」という感覚が、いつまでもある。年月を経れば経るほど、記憶の曖昧さと共に、彼女と小学校時代の女教師は同化していく。
そんな彼女の前では、私は少年へと戻り、しばし無垢な心を取り戻すのだ。

1人の緊縛モデルが持つ、魔性の虜となった憐れな男。
まだ見ぬ「小林一美」探し求めて、私は今日もさまよい生きるのである。

投影 ~小林一美を求めて~ おわり。

緊縛桟敷キネマ館オープン!

大変長らくお待たせ致しました。
緊縛桟敷キネマ館オープン致しました。

https://www.sugiuranorio.tv/

本日よりご登録頂いた方に300円分のポイントを進呈しておりますので、
是非この機会に会員登録をお願い致します。

———-◆ PC/携帯 新サイト同時オープン ◆———-

この度「緊縛桟敷キネマ館」という杉浦則夫の全作品を取り扱い、
新規に動画作品の撮り下しコンテンツも設け、
1作品毎購入出来き、クレジット、Edyによる決済では、
完了と同時にダウンロードが出来るサイトをご用意致しました。

緊縛桟敷キネマ館
https://www.sugiuranorio.tv/

—————◆ 期間限定ポイント進呈 ◆—————

本日より一週間以内にご登録頂いたお客様に限り、
**千円分進呈**致しております。

本サイトご利用は、お客様ご登録が必要となっており、
お買い物金額の5%のポイントが加算されていきます。

※携帯サイトについては本メール下部に記載されております。

——————◆ コンテンツ紹介 ◆——————

杉浦則夫の世界観を動画で表現する為に試行錯誤致しております。
皆様のご期待に応えられるよう
最善の努力とクオリティ保持を心がけて参ります。

撮り下し動画では「川上ゆう、若葉、城井桃、若林美保」さんが
掲載されており、今後もどんどん更新されて行きます。

撮り下し動画と、一部現場動画では
HDサイズの超高画質で迫力ある映像をお届けしてます。

杉浦則夫緊縛桟敷からは、新作として通信販売にて
DVD-ROMの平成二十二年三月号から八月号までの
全六巻が同時発売されております。

更に、緊縛桟敷で1500円ダウンロードとして扱われていた、
モデル別ダウンロードも6人ほど追加され、
現場動画に至っては大幅にサイズ、収録時間が拡大され、
厳選された写真作品も付録されるようになりました。

現在制作中の電子書籍に付いては、残念ながらまだお見せ出来ませんが、
皆様に喜んで頂ける内容にするべく、頑張っておりますので
今しばらくお待ち下さい。

ダウンロードコンテンツ、通信販売あわせてご利用のほど
よろしくお願い致します。

———–◆ さらに携帯サイトも新規オープン ◆———–

そして、上記サイトを含む杉浦則夫写真事務所が運営する
新しい携帯サイトも同時オープンの運びとなりました。

携帯サイトでは、専用に作られた携帯写真集が特にオススメです。
杉浦則夫の作品に文字の演出が加わった、携帯サイズならではの
作品となっております。作品数も今後どんどん増えて行きますので、
是非ご一読下さい。

更に格安(前半のみで250円)の現場動画配信、
緊縛桟敷キネマ館のメインコンテンツである撮り下し動画携帯版も
ご用意しております。

携帯から通信販売もご利用頂けるようになっておりますので、
どうぞご利用下さい。

※※※ PCサイトと同一のアカウントでご利用下さい。※※※

携帯サイト名:緊縛 http://www.sugiuranorio.jp/kinbaku/

※上記でアクセス出来ないお客様は直接下記ショッピングページをご覧下さい
緊縛桟敷キネマ館 携帯版https://www.sugiuranorio.tv/

※携帯サイトご利用には各社定額パケットサービスのご登録を
強くお勧め致します。
※各コンテンツの動作確認サンプルをご覧頂き、お手持ちの携帯で
コンテンツ利用の可否をお確かめ下さいますようお願い致します。
※携帯サイトでのお買い物時はポイントのご利用は出来ませんが、
PCサイトでご利用頂けるポイントには加算されていきます。

———————-◆ 最後に ◆———————-

この「緊縛桟敷キネマ館」は個人の小さな会社で半年間かけてこつこつと制作されたサイトです。
不具合、ご迷惑の無いように最善の注意を払っておりますが、
万一ご都合の悪い箇所等ございましたら、お手数ですがご連絡頂けると幸いです。

それでは、杉浦則夫緊縛桟敷とあわせ
新サイト緊縛桟敷キネマ館をどうぞ今後とも末永く宜しくお願い致します。

投影 ~小林一美を求めて~ 女教師

第七章 、女教師

実は一度、それまで集めていた緊縛グラビアを全て喪失している。
私の不注意であった。思い出すたび辛くなるので、細かくは書かない。
もちろん「小林一美」の膨大な緊縛画像群も含まれていた。現在手元にある彼女のグラビアは、その後から再び収集した、いわば二代目「小林一美」なのである。

“魔性”は続いている。

私は深く靄の掛かった沼地をさ迷う。朽ち果てた小屋が見えた。中に入ると中学校時代の本屋だった。書棚に、礼服姿で縛られる彼女、それが「淫靡な書道」と気づき、そこで目が覚める。
連夜、同じ夢を見続けた事もあった。礼服の小林一美は、この時まだ二代目が現れていない。

急き立てられるように、行く先々で古本屋を覗いていった。記憶をなぞりながら、徐々に失った彼女を取り戻して行く。すでにアダルト本は、古本屋といえどもビニール包装が当たり前となっていたので、中身が確認できないセレクト誌には難儀した。

失ったものから取り戻す事を優先したのに加えて、小林一美の活躍した年代の雑誌が、「古本」から「プレミア本」へと移行し、徐々に高価なものになっていったのも、未見の彼女の発見を遅らせていた。

私は成人となっている。

「凌辱女教師」
新刊として手に入れた昭和62年SMセレクト7月号に、1ページだけ収録されたこのタイトルの元画は、喪失前には未見であった。また、その存在を予感させるモノクロ画像も記憶にない。

そこでの小林一美は、ワルの餌食となった新人教師であった。
身が切られるほど締め上げられた股縄。乱暴に乳房を揉みしだかれ、苦痛にゆがんだ顔。うめき声とも喘ぎ声とも付かない彼女の声が聞こえる。

驚いた事に、赤いベストにタータンチェックのスカート姿は、彼女に良く似た小学校の担任教師の服装と同じであった。私が最初に妄想した女教師。
背景が、小部屋と教室の違いはあっても、同一人物かと疑うほど、その全てが酷似していた。

初掲載はいつだ?
同じ出版社、セレクト誌が疑われた。

55年近辺の雑誌に掲載されているバックナンバーを頼り、元画「乙女の肉餐」に行き着く事が出来た。この時の名前は「笠井はるか」。どういった理由で、文字だけの情報からソレが「小林一美」と特定できたかは未だ謎である。
大阪梅田の古本屋で、掲載誌を見つけたときは、嬉しさのあまり、店主に感謝の言葉を述べた。それまで何百と古本屋を巡ったが、店内で誰かに話しかけたのはこれ一度きりである。
ありがとうございます、ありがとうございます、何度も頭を下げて店を出た。

こんなに近くにいたのですね。
2月号ということは、まさに初めて白い着物の彼女と出会った頃である。担任教師にダブらせたはずの彼女だったが、女教師・小林一美はその時すでに存在したのだ。

運命に、鳥肌が立った。

その後、ある事で故郷を追われ、財産の大半を失った時も、私は決して彼女を手放す事は無かった。

おそらく、三代目「小林一美」が現れることは無いだろう。

緊縛桟敷キネマ館 予告02

公開から一週間以内限定で1000円分のポイントを進呈致します。さらに、予告映像第二弾公開です。

12月上旬予定、もうしばらくお待ち下さい。

予告とポイントについてはコチラ→
※URLは仮です

新設される「緊縛桟敷キネマ館」で最良のサンプル動画をご覧頂くにはFireFoxというブラウザをオススメしております。
IEでも問題なく表示されるように致しますが、どうぞこの機会にブラウザの乗り換えをご検討願います。

ダウンロードはコチラ(無料)
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