わたしは、乗っかったまま後ろにスライドし、両膝を挟むように立て膝になる。
さすがに、タイトスカートは引きちぎれないから……。
サイドホックを外す。
ファスナーを下ろすと、筒状の布を抜き取る。
現れたのは、再びふたつの丘。
さっきは乳房だったけど、今度はお尻ね。
相臀は丸々と膨れて、大きな瓜が並んだみたい。
もちろんまだ、ストッキングとショーツのラッピングに包まれてるけど。
「イヤらしいお尻。
男なら、見ただけで射精しちゃいそう。
先生……。
何人の男が、このお尻を抱えて腰を振りましたの?」
先生は答えず、わたしの下から這い出そうとする。
お尻に力が籠り、肉が蠢く。
もう我慢出来ない。
ストッキングのウェストに両手を掛け、引き下ろす。
途中でショーツも引っ掛け、一気に抜き取る。
「ほら、見えた。
天使のえくぼ」
腰骨の上には、葉陰のような2つの窪み。
「先生、もう堪りませんわ。
わたしのおちんちん、弾けちゃいそう。
ほら、お尻を上げて。
上げてってば」
先生は、歯を食いしばったまま、言うことを聞かない。
「そういう子には、またお仕置きよ。
生徒への体罰は、教則で固く禁じられてるけど……。
教師同士なら、問題ありませんものね」
わたしは、思い切り片手を振り上げる。
股間の陰茎が、真似をしたがる子供のように、一緒に伸びあがる。
鞭のように矯めた片手を、バレーボールのアタックみたいに振り下ろす。
丸いお尻に。
ビシッ!
「ひぃっ。
痛いぃ」
お尻には、わたしの手形がみるみる浮きあがる。
わたしは、2度めの腕を振りあげる。
川上先生の横顔が、子供みたいに歪む。
それが、わたしの嗜虐心に火をつける。
上体を捻りながら、渾身の一撃を叩きおろす。
ビッシィ!
「ひぎぃ」
ゼリーみたいな尻肉の揺れが収まると、2つめの手形が浮き出てくる。
ひとつめの手形とは僅かにズレ重なって、まるで拍手してるみたい。
そう、それは、川上先生の白いお尻を讃える、わたしの喝采。
「お尻を上げなさい。
これは命令よ」
川上先生は、ベソをかきながら、もぞもぞと両膝を折り畳んだ。
「さーて。
それでは、突っこませていただこうかしら。
でも、この態勢だと、ちょっとこっちが苦しいわね。
どうしようかな……。
あ、いいこと思いついた。
そのまま、じっとしてるのよ。
逃げようとしたら、もっと酷い目に合うんだから。
もっとも、両手が使えなかったら、ドアノブも掴めないでしょうけど」
わたしは、更衣室の隅から、椅子を持って来る。
ほら、家庭科におばあちゃん先生がいるでしょ。
あの先生、膝が悪いの。
で、靴下履くのに苦労してるみたいだったから……。
わたしが、音楽室の古いピアノ椅子、ここに持って来てあげたのよ。
「はい。
川上先生、この上に乗っかって。
ほら、もたもたしない。
また痛い目に合いたい?」
思ったとおり。
川上先生は、痛みの王の前では、素直な奴隷になる。
「ちょっと、何まともに座ろうとしてるの。
そうじゃないでしょ。
反対向き。
背もたれの方を向いて、膝で上がるの。
そうそう。
いい子ねぇ」
わたしは、先生の顔を後ろから覗きこむ。
「どう?
ご気分は。
更衣室の片隅で、女から突っこまれるご感想は?」
先生は、何も言わず奥歯を噛み締めてる。
「あれ?
川上先生?
ひょっとして、乳首起ってません?」
先生は、懸命に顔を振る。
乱れた髪の毛が、頬を打つくらいに。
でも、その仕草とは裏腹に、戒められた乳房の中心で……。
乳首は明らかに尖ってた。
「お口は嘘つきだけど……。
身体は正直ね。
ほんとは大好きなのよね。
屈服するのが。
そして、もっと好きなのは……。
苛められること」
わたしは、トッピングみたいに突き出た乳首を摘む。
力を籠めると、弾力が指を跳ね返してくる。
「こうされるのが、好きなんでしょ。
グリグリ」
「いやぁぁ」
「正直じゃないわね。
大好きなんでしょ?
こんなふうに苛められるの。
ほら、一生懸命我慢してるのがわかるわ。
大好きって叫びだしたい口を、懸命に堪えてる。
足の指を、力いっぱい折りたたんでるのが、その証拠。
足の裏が皺々になるほどじゃありませんか」
川上先生は、座面に頬を擦りつけながら、懸命に首を振ってる。
「言ってご覧なさい。
こういう格好で苛められるのが、大好きですって」
「ち、違います」
「どう違うの。
それじゃ、証拠を見せてもらいますわ。
お尻上げて。
おまんこ見せてくださらない?
もし、そこが泣き崩れてなかったら……。
先生のおっしゃること、信じてさしあげられますわ。
ほら、どうしたの?
お尻、上げてってば。
上げなさい!」
わたしは、丸々としたお尻に、手の平を振り下ろす。
肉音が、嬌声のように響いた。
「ほら、お尻真っ赤よ。
わたしの指、ピアノで鍛えてるから、けっこう効くでしょ?
もう一発あたったら、内出血しちゃうかも。
彼氏、変に思いますよ。
いいんですか?
いいんですね」
わたしは、思い切り腕を振りあげる。
「止めてぇ」
川上先生のお尻が上がった。
豊かな相臀のあわいに、おちょぼ口みたいな肛門が穿たれてる。
そしてその下、少し色素の沈着した会陰に連なり、雌の生殖器が覗いてた。
「ふふ。
思ったとおり。
どうして、こんなに濡れてるんですの?
あら。
まだ、首振ってるの?
こんなに、てらてら光らせておいて。
触ってみれば、もっとよく分かるわ」
わたしは、湧き水を掬うみたいに、下から手の平を差し入れる。
手の平が触れたとたん、川上先生のお尻が跳ねた。
ドミノが倒れるように、背骨がうねった。
「熱っつい。
こんなに火照らせちゃって……。
発情中の雌そのものじゃないですか」
川上先生は、わたしの手の平から逃れようと、お尻を上げた。
「まぁ、はしたない。
肛門が丸見えですわよ」
自分の格好に改めて気づいたのか、先生はお尻を下げた。
わたしの手の平に、性器が落ちてきた。
バターまみれの熱いアワビ。
再び跳ね上がろうとするお尻を、わたしのもう一方の手が押し下げる。
白い羽二重のお尻と、アワビのサンドイッチね。
わたしは、掬った手の平を動かし、位置を探る。
揃えた指先の腹が、突起を捉えた。
皮に包んだまま、ゆっくりと練り始める。
「あぅぅ」
先生の肛門が、切ない呼吸を始めた。
「まぁ。
敏感ですこと。
クリが、気持ちいいんですね。
オナニーでも、こうやってるのかしら?
クリを恥骨に絡めながら、焦らすように揉みしだくと……。
長いこと楽しめますよね。
お休みの日には最適。
でも、こんなおまんこしてたら……。
お休みの日だけのオナニーじゃ、とうてい我慢出来ないでしょ?
時間の無いときは、どうしてるんです?
たとえば……。
学校のトイレとか?
してないの?
ウソおっしゃい。
急ぐときは……。
こうやって、一気に追い詰めるのよね」
わたしは、揃えた指先に力を籠める。
指先の描くオーバルが、周回を速める。
軌道の下で、陰核が練りあげられていく。
「あひぃぃぃぃ。
いっ。
いっ」
「あら、もうイキそう?
お手軽な人ね」
わたしは、手の平を外す。
「あぁっ」
先生の口から、非難めいた悲鳴が漏れた。
「ふふ。
そう簡単にイカれたら、わたしがバカみたいじゃないの。
ご奉仕してるみたい。
でも、ほら。
この手の平。
滴るお汁で、びっしょり。
床まで濡らして。
そこにバケツがあるから、後で拭いといてくださいね。
さてと。
それじゃそろそろ、中を楽しませていただこうかしら。
お尻あげて。
ほら、上げなさい!」
本作品のモデルの掲載原稿は以下にて公開中です。
「川上ゆう」 「結」 「岩城あけみ」
《説明》
杉浦則夫の作品からインスピレーションされ作られた文章作品で、長編連載小説のご投稿がありました。(投稿者 Mikiko様)
本作品は毎週日曜日に公開される予定となっておりますので、どうぞお楽しみに。
前作を凌ぐ淫靡と過酷な百合緊縛!「川上ゆう」さん、「YUI」さん登場予定作品です。
時を越え、再び出会った美里とあけみ。現在に戻った美里は、さらなる花虐へと誘われていく…。