新作 緊縛桟敷セレクト


この度、緊縛桟敷キネマ館にて、
緊縛桟敷セレクト※5人が新規発売開始になりました。
※緊縛桟敷セレクションとは月額会員サイト杉浦則夫緊縛桟敷にて、
掲載された写真を半数に厳選してモデル別に販売しているコンテンツです。

■舞野まや
摂関,少女,刺青,蝋燭,猿轡,吊り,口縄,ローター,股縄,高手
19歳のあどけなさを瞳の艶やかさにみとるがどこか寂しげな哀しさをもった少女。

■春日あずき
少女,叔母,スパンキング,剃毛,パイパン,首縄,猿轡,口縄,医療器具,高手
業界の臭いのしない高校を卒業したての内気な少女。

■水美津希
素人,連縛,熟女,猿轡,吊り,蝋燭,股縄,ローター,炎,レス_,高手
素人応募モデル、緊縛師の志摩紫光氏が連れてきた助手が突然の撮影参加、初めてで連縛をされレズを強要され戸惑う美津希。


■城井桃
スチュワーデス,バイブ,スパンキング,ビザール,鎖,吊り,鼻フック,クリップ,開口器,高手
お尻から太ももにかけての熟れた白い肌が忘れられない。


■愛海一夏
和服,着物,猿轡,クリップ,蝋燭,クスコ,バイブ,吊り,口縄,股縄,高手
好奇心おう盛なはみだし心で夫の目を盗んで縄拘束のプレイに出かける。

上記作品は杉浦則夫緊縛桟敷にて、掲載された原稿です。
緊縛桟敷キネマ館にて発売開始となりました。

皆様どうぞ、緊縛画像を心行くまでご堪能下さい。

若菜亜衣 撮影企画から後記

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

現在緊縛新聞コラム筆者の若菜亜衣さん撮影同行記が掲載されておりますが、この同行記の前に撮影に同行していただくにあたり、企画コメントをいただいておりました。
大変緻密に書かれましたコンテを興味深く読みましたが企画が深く組まれていますだけにその一部分でも週略すれば企画全体を壊しかねなく、私は女学生の妄想としました。
そして、一冊の緊縛写真集を偶然みた衝撃が少女の性にかかわる顛末を表現してみました。登場の男は架空であり格シーンには実在しないとします。

撮影後記は後回しにして、まずは上記草案をそのまま掲載致します。

高円寺A子「帰納」(原案:やみげん)

■ 主題
・ ファーザー・コンプレックス
・ 置き換え
・ 擬似近親相姦

■ 登場人物
・ 高円寺A子:公立高校2年。10年前、小2の時に他界した芸術写真家の一人娘。母子家庭。
・ 担任教師(教科は生物):A子のクラス担任。写真部顧問。以前、A子に対するイジメを解決した事がある。

■あらすじ
【自室】「追憶」
10年前に他界した芸術写真家の忘れ形見A子。彼女は、今でも父親を慕っていた。若く、やさしかった父親、その幻影に恋していると言い換えても良い。
ある日学校で、何者かが彼女の鞄の中にSM写真集を忍ばせる。帰宅し、本を発見するA子。名前は違っていたが、それが父の写真であることは、すぐに分かった。
彼女は、ショックを受けながらも、これまで知らなかった父の一面を見たい一心で、恐る恐るページを捲るのだった。次第に、その淫靡な世界に引き込まれていくA子。幼少の自分は、父から十分に愛されていたと思っていたが、それとは別な愛情を、縛られたモデル達に注いでいるようで、強烈な嫉妬を感じている。檻に閉じ込められた女…あたかも凛とした父の強い意志が彼女を囲い込み、それ故に、彼の愛を独占しているかのように、娘には見えた。
いつしかA子は、父を想い、わが身を緊縛写真に重ねあわせる。父に縛られ、その姿を写真に撮られる自分を想像し、彼の(大人の)愛を感じながら、オナニーをはじめてしまうのだった。

【教室】「幻想」
A子のクラス担任は、ちょうど父が亡くなった時の年齢と同じだった。容姿や背格好もどことなく似ている。以前、A子がイジメの対象になった時に、熱心に問題解決にあたってくれた事もあり、今も憶えている父の、強くやさしい面影を、彼の中に見ていた。
A子が写真部に在籍しているのは、写真家であった父の影響だけではなく、この担任教師が顧問であった事も、大きな理由であった。
すでに午後の授業が始まっていたが、昨夜見た、父の緊縛写真の事が頭から離れず、担任の受け持つ生物の授業も上の空のA子。父に似た先生に、縛られて、写真を撮られてみたい。
写真集のポーズの中でも一番過激な吊りが思い浮かぶ。大きく開脚され、レンズの前に秘部を晒されたモデル。苦悶の表情の向こうに至福が透けて見えた。
それが適わなくても、と思う。授業中、縛られたまま狭い教卓の中に押し込められ、他の生徒に気づかれぬように、先生の股間に奉仕させられている姿。机に仰向けに拘束され、生物教師の手によって、女の敏感な部分をピンセットで摘まれ、言葉弄りされる様も妄想した。
少しでも、父に近づきたい。そんな想いが妄想を加速していた。

【職員室】「覚醒」
「今日はどうした?授業もクラブもボーっとして」
写真部の活動が終わり帰ろうとしたところを、担任であり顧問でもある教師に呼び止められた。なにか、悩みがあるなら聞くぞ。A子は、職員室へ来るように言われる。核心に触れぬまま、他愛もない写真談義ばかりで時が過ぎていく。いつしか日も暮れ、職員室は2人きりとなっていた。そして担任が煎れた、睡眠薬入りのお茶によって彼女はウトウトと眠りに落ちてしまう。
二の腕に痛みを感じ、目を覚ますA子。彼女は緊縛され暗い職員室に転がされていた。
闇の向こうに教師は立っていた。そして、A子の父親のSM写真について語り始める。
「君のお父上はね、美しく煌びやかな芸術作品だけでは満足出来なかったんだよ」
醜悪なモノの中にこそ、真に美しいものが隠されている。その事を教えてくれたのが君の父上だったのだ。そのように担任教師は回想する。そして、用意した鼻フックを取り出し、教え子の顔を醜く弄り出す。「綺麗だよ綺麗だよ」耳元で繰り返す男が、手鏡を彼女の目の前に差し出した。
その鏡に映る自身の醜く歪んだ顔、そして全裸に向かれ、恥かしい姿で緊縛された姿。(本当に父は、これを美しいと思ったのだろうか?)だとすれば、もっと知りたい…私の知らない父の心を。
彼女は耐え難い恥辱を感じながらも、秘奥から熱い愛液が溢れてくるのを感じるのだった。

【地下室】「帰納」
その夜。A子は教師に導かれるままに、淫欲に身を任せている。もはや、彼女に恫喝は必要ない。担任の自宅地下に造られた、秘密の監禁室。それは、昔父が撮影したSM写真の背景と同じに見えた。不思議な既視感だった。
「さぁ、もっと綺麗にしてあげよう」と、教師は教え子に浣腸を施す。「君の中の汚いものをさらけ出しておくれ」とも言った。
檻の中、バケツを宛がわれ、汚物をひり出す。
幼少期にオマルに跨って排便をした記憶が蘇ってきた。あの時、父は私の排便姿を微笑ましく見守っていた気がする。それ以前、父も、私のオムツを取り替えていたのだろうか?そんな想いが頭を掠めていた。
現実と妄想の狭間で、娘は父の幻影を一心に貪ろうする。「もっと!もっと!」と、うわ言のように、さらなる加虐を父に似た男に要求するのだった。
地下室での吊りは、昼間教室で夢想したものと同じであった。父の写真世界に溶け込んでいくA子。縄がキツク、身を絞り上げていく程に、時を超え、父親の愛情に抱きしめられていく錯覚に溺れていく。
知らぬ間に、懐かしさと嬉しさで、涙が溢れ出していた。

【余談】
言うまでも無く、最初に、A子の鞄にSM写真集を忍ばせたのは担任教師である。彼は、学生時代から、この(緊縛)写真家の熱心なファンだった。A子の担任となった時、彼女が写真家の娘である事に気付いた彼は、「きっと娘もSM好きに違いあるまい」と勝手に思い込む。
彼女がクラスメイトからイジメに遭うように仕向け、そしてその後、助けたのも彼の謀によるものである。A子が、酷いイジメにじっと耐える様子を観察し、「この教え子はMである」と確信する。そして、徐々に彼女との間合いを詰めながら、教え子を淫靡な世界に引きずり込む機会を伺っていたのだった。

■ 各シーン、キーワード
【自室】緊縛写真集・妄想・オナニー
【教室】妄想・机貼り付け・解剖実験(ピンセット)・吊り・教卓
【職員室】顔面弄り・ハナフック・鏡
【地下室】檻・浣腸・掃除バケツ(オマル)・吊り

■ その他(リクエスト等)
・ 前二つはA子の妄想。後二つは、現在と過去が彼女の中で重なり合うイメージです。
・ 教室での妄想部分。担任教師は、生物の授業をしているわけなので、黒板には何か解剖図や、花の受粉・生物の受精等の図が、描いてあるか、貼ってあるかしてあると、ピンセットで弄る際に、関連が分かりやすいかもしれません。
・ 教室での妄想の吊りと、地下室での現実の吊りは、(可能であれば写真集の吊も)ポーズをわざと同じにしたほうが、教室の「妄想感」が強調される気がします。
・ 檻の中。A子に首輪をするかどうか、判断迷いました。彼女の精神を現実に繋ぎ止めておくよりも、自由に開放してあげて、父親の元に逝かせてあげる方がいいかな、との思いがございます。

■撮影後記(筆:杉浦則夫)
今回が初めての緊縛撮影であり、かなり緊張して亜衣さんはスタジオ入りをしました。そんなわけで始まりのシーンは表情がかたくありましたがシーンを重ねると清楚な顔立ちに哀しい羞恥の表情が現れるようになりました。
私はそのうえに涙をかさねたく要求しましたがモデルになって日のあさい亜衣さんには無理な要求でした、それが突然と表情を一変させて目を赤くはらして涙をポロポロながしはじめた。可憐な花が花弁をむしりとられて裸にされるおのれ身の哀しさを嘆くような涙です。私は感動しました、そして縄拘束の厳しさを教え込もうと拘束を厳しくして亜衣さんの涙のあふれるのを歓喜の想いで映しこみました。

若菜亜衣さんは久しぶりの知的で清楚なモデルさんです。大学3年生ですのでいま就職活動の真っ最中です、来年はその方面の活動に忙しく今年いっぱいでモデルを引退とききますから今月25日に卒業式のはかま衣装で撮影します。

以上。

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

若菜亜衣×緊縛桟敷 上

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

今回は緊縛新聞のコラムを書いてる「やみげん」さんが撮影に同行しましたので、
その撮影同行記を上下に分けて掲載致します。本文に掲載している若菜さんの画像は、
当日Twitterで配信された実況中継の画像を使用しております。

杉浦則夫Twitter
http://twitter.com/#!/sugiuranorio

■月光~若菜亜衣・緊縛撮影感想文~ (文:やみげん)

漆黒の闇に、月が浮かんでいる。
月は、わずかに緊張と収縮を繰り返しているように見えた。

杉浦先生より、「今度、学校スタジオでグラビア撮影があるので、見学しませんか」とのお誘いを頂き、そして、実際に見学させて頂いてから、随分と時間が経ってしまった。
モデルの若菜亜衣さんの事、縄師の奈加あきらさんの事、スタッフさんの事、学校スタジオの事。そして、なにより杉浦先生の事。書く事は、山ほどあり、なんとか整理をつけよう、つけようと思っているうちに、益々整理が付かなくなってしまった。これでは、どうにもいけませぬ。
ただ、時間の経過とともに、余計な記憶がそぎ落とされ、書き残すべき事象だけが、より鮮明に思い出される気がする次第。…いや、作文が遅れた言い訳ではない。

いずれにせよ、普段部屋に引きこもり、ほとんど外界との接触がない筆者にとっては、全てが刺激であった。記憶が絞り込まれてなお、やはり整理は付かないままなのだ。
だから、ひとまず今回は、緊縛モデルについて書き残そうと思う。

若菜亜衣さん。
キメの細かい美しい肌だった。雪国育ちらしい。

彼女についての第一印象。
「なんて、懐古的郷愁…いや、昭和的と言うべきか」
である。
はて、この郷愁は、どこから来るのか。すぐに思い当たった。似ているのだ。

AV女優に限らず、一般のモデル、女優、はたまたアイドルは、時代を螺旋状にぐるぐると、同じ系列の容姿、(設定上の)性格の人物が、ある一定の周期で現れる。
おそらく、男が好むタイプが、数えられる程度にパターン化されている為に、座れる席が限られており、ある者が、歳をとり、あるいは流行から外れ離席(引退)すると、新たに、別な者が獲って代わる。緊縛モデルも例外ではない。

そういった意味で、この若菜亜衣というモデルさんは、過去の緊縛史の中で、以下の系譜に分類された。もちろん、あくまで私個人が感じた“雰囲気”ということである。

まず、こちら。
芳村なぎささんは、昭和54頃に活躍されたモデルさん。昭和緊縛史の第二集に掲載されている。杉浦先生によれば、東京三世社の応募モデルだったらしい。もち肌が素晴らしいお嬢さんだった。

そしてそれから、約20年後に登場したのが、渡辺美千代さんである。記憶と記録があいまいなのであるが、おそらく平成8年頃を中心に活躍されたモデルさんである。昭和緊縛史では第三集に掲載されている。この方は雰囲気と言うよりは、若菜亜衣さんと見た目そのものが似通っているように筆者には見えるのだが。いかがだろうか。

お二人とも当時、かなりの露出であった。つまり、それなりの人気があったという事である。
その点から言っても、杉浦先生のみならず、奈加あきらさんも、「良い演技指導が付けば、この娘は伸びる!」と褒めていたのも頷ける。
要は、男好きするタイプなのだろう。

しかし、撮影終盤になり、若菜亜衣さんのもつ郷愁の源泉が、実は全く別な場所に在る事に気が付く。
考えてみれば、「誰かに似ている」という分類の仕方は、あまりに安易で失礼ではなかったか。しかし、そういった事でしか説明の付かない、出処の分からぬ懐かしい気配を秘めた女性だったのである。

さて、その若菜亜衣さん。
撮影スタジオにマスク姿で現れた彼女の第一声、「おはようございます」が低くハスキーであったのが印象的であった。

当たり前のことだが、写真には音声情報は含まれない。
ビデオ時代以前は、緊縛グラビアを眺めながら、無意識にモデルさんの声を頭で聴いていたように思う。もちろん、全くの想像である。
いつだったが、やはり昭和56年前後に活躍した緊縛モデルを、後年AV作品で見つけた。その時、「わぁ、こんなハスキーな声だったのか!」と驚いたことを思い出す。
それまで、妄想内での声は、どちらかと言うと艶っぽく、澄んだ音であったが、以降、「このモデルさんは、ひょっとしたらハスキー声であったかもしれないな」と思うようになっていた。だから、若菜さんの声にも戸惑う事は無い。ハスキーもまた、様々妄想をかき立てはしまいか。

「教室で花電車を、やらせようと思う」
朝の打ち合わせで、杉浦先生が、奈加あきらさんと話しているのを聞いた。
“花電車”とは、ストリップ劇場などで、女性器を使って、客の前で芸をするというもの。
昔のSMグラビアでも、ずばり「花電車」というタイトルで、モデルが陰部に筆を突っ込まれて、尻をフリフリ、「習字」をさせられている作品があった。

恥ずかしながら、わたしが「花電車」が何たるかを知ったのはつい最近である。最近、といっても2、3年前なのだが。
花電車には、「生花」「鈴鳴らし」「産卵」などがあるらしい。そういえば、昭和のSMグラビア黄金期にもよく見かけたな。産卵とか、エロ過ぎる。いつかリクエストしたいネタだ。

それでもって、若菜亜衣さんも、その花電車の「習字」を教室で披露させられる事となる。
教室で花電車…なんと、シュールな取り合わせだろうか。
設定が、少女の妄想と言うことなので、なんでもありと言えばありなのだが、“それにしても”である。

杉浦先生がどういった発想で、「教室で花電車」となったのかは不明だが、おそらくこういうことではなかったか、と勝手に補完してみた。

彼女を、書道部としてはどうだろう。たとえばそれが、著名な書道家の娘であったり、彼女自身が、全国大会とかで優勝しているほどの腕前であってもよい。
色恋など眼中に無い。一心に書を極めようと頑張っている彼女を辱めるのであれば、納得の場面である。
いやいや、これは彼女自身の妄想であった。妄想の入れ子状態になってるな。まさにドグラマグラ。思春期の少女の抑えられた色情が、歪な形で脳内に映像化された、というところか。そうなれば、もう理屈ではない。

そうそう。
おそらく、作品冒頭に出てくるであろう、彼女の自室での夢想シーン。机の上に分厚い単行本が置かれているかもしれない。
「夢野久作集」…ドグラマグラが収録された本書を持ち込んだのは不肖私めでございます。電車の中で読もうと、“たまたま”手元にあった代物。
本作の設定は、若菜亜衣さんの妄想の中での出来事。夢野久作作品は、世に言う不思議少女達の必須アイテムだった時代がある。
今思えば、同じ夢野久作であれば「少女地獄」のほうが良かったかな。

若菜亜衣「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

Twitter応募モデル×緊縛桟敷

秋代「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

「今回はTwitterからモデル応募のダイレクトメールを送ってくれた正真正銘の素人M女性秋代さんです」
「彼女に撮影終了後、感想文を書いて頂いたので、今回はそれを掲載します」

杉浦先生、感想が遅くなり申し訳ございません。 過日は夢のような一日を、誠に有難うございました。
ツイッターからという異例の申し出にも関わらず、快くご対応下さり、一介の不形な主婦がこのような稀代なる機会に恵まれましたことは、誠に以って勿体無き幸せ、光栄至極としか申し上げようがございません。
御厚情に拝謝申し上げます。

今回の秘め事の実現に当たっては、相当な決意と様々な不安がありました。 そもそもツイッターで杉浦先生のアカウントを発見したのは恐れ多くもほんの数ヶ月前。それからは時折アップされる撮影風景の写メを貪るように拝見しては、強い羨望と言い知れぬ思いに身を捩らせる日々でした。

幼い頃より人知れず懐いてきた不埒な妄想と被虐の願望は、何を以て生じたものなのか定かではありませんが、所謂被加虐趣味の写真や官能小説を見て衝撃を受けてというより、それらは単なる呼び水に過ぎず、言ってみればもっと根底的な、宿世の業のようなものなのではないかと感じます。
因縁に導かれるまま、緊縛もほんの真似事程度ならばしたことはあったのですが、もどかしさが募るばかりでいまひとつ釈然としないままでおりました。
そんな中杉浦先生の作品に出会って、モデルの方々の艶麗な面差しを目の当たりにするにつけ「痛めつけられたい」「罰せられたい」「縄に酔いたい」「気持ちよくなりたい」そんな情動が再び燃え上がり、夫がある身でありながら、辛抱堪らず無謀な試みに踏み切った次第です。

杉浦先生に不躾にもメッセージを送らせて頂いた際は、はた迷惑な呟きをしてみたに過ぎず、ご返信を頂けるとは思いもよらなかったので、話が進むにつれ、実際に事に臨む覚悟はあるのか、求められるものを提供できるだけの器量が自分にはあるのか、果たして酔うことはできるのか、期待とは裏腹に自問の日々が続きましたが、挑戦させて頂き、こうして何とか作品の一部に加えて頂く事が出来て、冥加に尽きる思いです。

不慣れにつきご面倒をお掛けしたかと存じますが、何かとお心配り頂き、有難うございました。痛み入ります。 頂戴した写真を拝見し、纏綿たる陰翳の中縄化粧を施され痴態を惜しげもなく晒すこの女は紛れもなく私自身なのだと、見れば見るほど信じられない心地がすると同時に、あの出来事は夢ではなく現であったのだと、ひとつひとつ思い出し、振り返りつつ、改めて悦びを噛み締めております。

撮影当日は、幾人もの殿方に囲まれ、プロの縄師さんによる責め縄を受け、見られながらの本格的な撮影という初めてのことだらけで暫くは緊張しきりでしたが、夢中で縄に身を委ねる内に、次第次第にのめり込んでいきました。
秘密めいた淫靡さを搔き立てる旧家の佇まい、麻縄の咽ぶような匂い、流麗な縄捌きの音、怠惰の蓄積である分厚い肉に容赦なく食い込む縄…緊縛という行為にいつしか意識は恍惚とし、きりきりと締め上げられ身を切られるような絶え間ない痛みは快感に変わり…程なく心地よさすら感じ出し、いよいよ理性的な思考は崩壊、甘えの感情まで出てきて、逆さに吊って頂いた頃には、激しかった痛みはすっかり消え去り、包まれるように優しく、それでいて孤独な、経験したことのないような感覚が訪れ、嬉しいのか悲しいのか何なのか全く訳の解らない感情の波に溺れて、堰を切ったように溢れ出す涙を止めることが出来ませんでした。(人前で涙を流すことなんて、滅多にないのに。。) 恐らくあれは、普段無意識に繕っている構えが解け、頑なな心のタガが外れ、気取らないありのままの状態になれたことによってもたらされた深い癒しの感覚だったのでしょう。

一日中厳しく責め上げられて身体はぼろぼろなのに、終わってしまうのだと思ったら、安堵というよりも、悲しくて寂しくて仕方なくなり、いつまでも続けばいいのにと、祈るような、ねだるような気持ちになっておりました。
縄でがんじがらめにされ、身動きが出来なくなったその様は、赤ん坊の様でもあり、芋虫の様でもあり、意思が介在する余地もなくなされるが儘になることは、それがどんなに惨めで、無様で、恥ずかしく、手酷い凌虐であろうとも、身を預け心を明け渡し、寄り掛かり頼らざるを得ないという点で、矢張りどうしようもなく心地の好いことなのかもしれません。
身体は不自由なのに、心は爽快ともいえる解放感に満ち溢れているのです。
撮影後の数日間は、総身寝返りさえ打てない程の激しい痛みに苛まれましたが、それすらもただただ愛おしく、ベルトの跡や縄跡を見ては悦に入り、身体中の火照りを愛でながら、縛られている時の包まれるような幸せな感覚を思い出しては、痕跡が消えていくことを惜しみました。 夢にまで見た積年の思いが果たされ、一生の思い出です!と申し上げたいところですが、どうやら病み付きになってしまいました(笑)
望むべくもないことですがまた万が一このような機会を頂けた際には、万障繰り合わせて是が非でも参上致す所存でございます。

何はともあれ、この度は得がたい経験をさせて頂き、本当に有難うございました。
秋代こと。

まとまりがつかず申し訳ありません!以上が私の感想です。
一言でいえば「よかった!」「感動した!」なのですが。。
苦戦した結果がこの程度で忝いですが、どうにかお納め頂ければ有難いです。

秋代「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

優木あおい×緊縛桟敷

優木あおい「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

「オリンパスのコマーシャルに出ている女優さんに似ているね」
「このごろよく云われます、前は‥‥(私はタレントの名前にうとく忘れた)に似ていると云われていました」

笑顔が可愛い子であるが笑顔の奥に深い何かが隠れているように思われた。
この美少女に魅かれた男たちが多くいたことであろう、または美しさ故に男たちは遠巻きに眺めるだけであったのかもしれない。
「私は恋愛をしらない」となにかの会話の途中でポツリともらす。
そうだった、あおいとの会話はポキポキと折れるようでつながりに欠けるが、話の内容は刺激的だ。
「強姦願望は強いネ、オナニーはもっぱらそれ、冷房は嫌い、むれた暑い空気の中でするオナニーは濃厚な臭いを発散させて、汗ばむ皮膚とクリトリスから起こる焼けるような気持ちよさに狂て興奮する」。

大学を卒業して再び大学に学ぶ2年生、そして卒業したらまた大学に学びたいという向学心の持ち主。

優木あおい「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。