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素人モデル緊縛 くらら 緊縛桟敷 掲載開始
瀬名小百合杉浦則夫緊縛桟敷にて掲載開始。
ツイッターからの応募であった。元彼から受けた縄の咎めが忘れられませんと書いてある。
こちらの企画をたてるために早速顔写真を送っていただくが、最近は携帯で写した写真が送られる、そもそも顔写真は準望遠で撮るのがいいとされていたが、携帯写真はかなりの広角レンズを使用するから顔の歪みがひどい、判断の基準にはならないが長年の勘をはたらかせて採用することに決めた。写真から想像するところ派手な生活をしている女性とみうけたが、スタジオで会うと地味なもの静かな女性だ。
こんな私の勘のはずれもあるだろうと衣装を5点ほど用意してあるなかの一番シンプルなものを選び合わせてみる。
驚いたことに右の腕の中ほどにためらい傷のようなあとが恐ろしげにある、「この傷はなんですか」と聞くと、くららは「自分の血を見るのが好きでついしてしまう」と小さな声で傷を隠しながらいう。
昭和の時代にはためらい傷を手首におったモデルをよくみかけたものだ、最近はまったく見ることがなくむしろ入れ墨にとって変わったようだ。
そんなことを思ってくららをみつめなおすと、昭和のモデルにあった世間からはみだし弱者ではあるが気持ちが折れない強さ、ひかえめで自立心に欠けるが女の強さを持ち優しさをもっている子にみえる。
このような癖をもっている子は佇まいに異常な空間をつくる、うまく表現できないが、体の10センチあまりをオーラが囲むようにみえる、このわずかな空間でくららが動くととても哀れさをつくる、これを納めようと努力はするのであるがなかなか写らない。懐かしさを感じながらの撮影であった。
保護中: 美帆の緊縛日誌38「出会い」
和服美女緊縛 瀬名小百合 緊縛桟敷 掲載開始
瀬名小百合杉浦則夫緊縛桟敷にて掲載開始。
撮影後記:
桟敷の撮影はここ伊勢やさんを主な撮影場所としている、名前からうかがえるように明治に建てられた質屋を改造してスタジオにしたものである、初めてこのスタジオに来るモデルは一様に田舎のおばあちゃんの家に来たみたいとくつろぐ。
三畳ほどの一部屋をメイク室として使うのであるが、衣装、下着、モデルの持ち物メイク道具と足場もないほどのところでマネージャーに今日の撮影プロットを話しメイクさんとモデルの三者で化粧の打ち合わせをする。
瀬奈さゆりは和服のモデルの仕事としていたというだけに美貌としなやかな容姿をした人だ。事前にマネージャーには桟敷の緊縛撮影は厳しい縛の世界だと伝えてあったが、瀬奈を前にしてこの体で終盤まで耐えることが出来るだろうかと不安になる。
きゃしゃな美貌の女をおとしめてこそ嗜虐の美が得られるとふるいたつ。厳しい縄の縛にさゆりの顔がゆがむ(ここでの私の理想は辛く悶え苦しむ顔が素の美しさに化粧されとような哀しさを求める)。
みごとに美貌を壊した裏面の醜である、だがそれは私の主観であり人はそれを美ととらえることができるかもしれない。
最初のシーンを撮り終えたさゆりは解かれた縄を体に残して空のように呆然としていた、緊張と解放の落差がつくる私の好む瞬間だ。昼食前の撮影はこんな感触で終わる。
後半も厳しく縄の咎めは始まった、吊りなどはさゆりにとって想像もできない世界であっただろうが、逆さ吊りまでも体験させる、恐ろしさに歪む顔、涙をふくんだ目、白肌の四肢のふるえ、これらはあまりにも美しい。
恐怖の後にあてがわれた張り型の快楽はさゆりを深い興奮に導いたようで、ここには私の理想とする絶頂感にのぼりつめた女の美しさがあった。