新作追加「緊縛Live 真咲南朋 美尻女の笑顔が消えた時」

緊縛現場動画HD版 公開です。
年始に過去の現場動画を3モデル1セットにした作品も2タイトル配信開始されております。

■真咲南朋

「真咲南朋 美尻女の笑顔が消えた時」
 尻フェチにはたまらない、美しいお尻の真咲南朋。撮影開始では和気あいあいの余裕を見せるが
 撮影が進むにつれてやがて笑顔は涙で埋め尽くされる。ヨダレを垂らして陶酔する彼女をどうぞご覧下さい。

「セット05 緊縛Live」
 黒田ユリ・大貫希・平沢里奈子
 セットでは全てのモデルの画像も各20枚づつ
 ダウンロードできます。

「セット04 緊縛Live」
 宮咲志帆・椎名りく・福永あや
 セットでは全てのモデルの画像も各20枚づつ
 ダウンロードできます。

放課後のむこうがわ 18

本作品のモデル「岩城あけみ」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。

放課後のむこうがわ 18

 このあたりからは、いっそう記憶が混乱してるの。
 ともみさんが、あけみちゃんのお尻を覗きこんでるんだけど……。
 いろんなシチュが、ごっちゃになってる。
 ほんとに見たことなのか……。
 わたしが頭の中で作り上げた映像なのか、はっきりしないのよ。

 あけみちゃんが、机にお腹を伏せてるシーンも見た。
 机に被さるようにお腹を預けてるんだけど……。
 なぜか、制服の上着を着てるのよね。
 ひょっとして、綿棒の前のシーンなのかな?
 はは。
 こんなこと聞かれたって答えられないよね。

 で、制服の上着は着てるんだけど……。
 もちろん、下は丸出しのまんま。
 上着の紺色と、ハイソックスの紺色。
 2つの紺色の間は、真っ白な肉色。
 その格好であけみちゃんは、両足首を縛られてた。
 机の前に垂れた両手首からも、縄が伸びてる。
 ともみさんは、あけみちゃんの真後ろにしゃがんでる。
 顔のすぐ前が、あけみちゃんのお尻。
 ともみさんの右手の指先が、お尻の割れ目をなぞってる。

「ふぅぅぅん」

 あけみちゃんが、顎を仰け反らせるたび……。
 真っ白な尻たぶが絞られて、おおきな窪みが出来た。

「あけみ……。
 指、入れてあげようか?」
「あひぃ」

 あけみちゃんは、髪を振り乱しながらうなずいた。

 ともみさんの指が、いったん尾骨のあたりまで上がり……。
 ゆっくりと割れ目を下りていく。
 指が止まった。
 あけみちゃんの身悶えも止まった。
 懸命に身じろぎを我慢してるみたいだった。
 頬が微かに痙攣してる。

「ぎゃん」

 ともみさんの指先が消え、拳が尻たぶまで届いてた。
 あけみちゃんは全身を硬直させ、太腿に腱の筋を走らせた。
 両目はいっぱいに開かれ、眼球が零れ落ちそうだった。
 代わりに、口元からは泡が噴き零れた。
 机の脚が、ポルターガイストのように踊りだす。
 激しく痙攣しながら、あけみちゃんは意識を飛ばした。

 ともみさんが、ゆっくりと起ちあがった。
 スカートを脱ぎ落とす。
 もちろん、ショーツは穿いてない。
 スクールベストの下に、剥き出しのお尻が張り詰めてた。

 上は普通に着てるのに、下半身は剥き出しの女子高生が2人。
 ひとりは机に突っ伏し、泡を噴いてる。
 もうひとりが、その上にのしかかる。
 両膝を大きく割り、剥き出しの下腹部を寄せる。
 突き出たお尻に、股間を密着させた。
 両手で、張り出したお尻を抱える。
 腰を振り始めた。
 何をしているのか、はっきりとわかった。
 というより……。
 いつの間にか、わたしの意識に入れ替わってたみたい。
 わたしは、勃起した陰核を、柔らかな臀部に摺りつけた。
 動物のように尻を振った。
 無数の目が、わたしを囲んでるように思えた。
 咆哮したいほどの悦びが、脊髄を突き上げた。
 俯せていた顔が、わたしを振り仰いだ。
 それは……。
 あけみちゃんのようにも……。
 ともみさんのようにも……。
 いや、わたしのようにも見えた。
 わたしは、その顔に微笑みかけた。
 顔の口元が動いた。
 何て言ってるんだろう。
 そうか、わかった。

「かけて。
 顔にかけて」

 そう言っているのだ。
 わたしは、机を回りこんだ。
 片足を机にあげ、股間を突きつける。
 生首のように頭を抱え、照準を合わせた。

「出る」

 あけみちゃんのような、ともみさんのような、わたしのような顔に向けて……。
 思い切り、放出した。
 あれは、おしっこっだったのだろうか。
 それとも、膣液?
 あるいは……。
 あのときだけ、射精できたのかも知れない。
 だって、股間の前の顔が……。
 瞬く間に白濁してったんだもの。
 糊に埋もれたような顔の中で、口元が微笑んだ。
 刹那、場面が転換した。

 あけみちゃんは、いつの間にか全裸になってた。
 でも、紺のハイソックスと靴だけは履いてたの。
 その姿は……。
 完全な裸より、ずっとずっとイヤらしかった。
 イヤらしいオブジェ。
 そう。
 あけみちゃんは、生きながらオブジェになってた。
 不思議な格好だった。
 両足を揃えて立ってるんだけど……。
 上体を、大きく前に倒してるの。
 ていうか、ほとんど二つ折りだね。
 おっぱいが、太腿にくっついて潰れてた。
 膝下にぶらさがった頭から髪が垂れ、床を掃いてた。

 その姿勢で、あけみちゃんの身体には縄が打たれてたの。
 二つ折りの背中と太腿を束ねる縄。
 肩から伸びる両腕は、膝脇を通って後ろに回されてた。
 その両手首を戒める縄。
 もう一本の縄は、揃えた足首を何重にも締めあげてる。
 でもね。
 そんな苦しい格好をしながら……。
 あけみちゃんの面差しは、微笑を湛えてるようにさえ見えた。
 日本史の教科書に載ってた仏像みたいだった。
 どうしてあんな顔してられるんだろうって、不思議に思えた。
 でも、そのわけは、すぐにわかったの。
 後ろから、ともみさんが見てるからだって。
 横から見てるわたしには見えなかったけど……。
 二つ折りになるほど上体を倒してるんだから、後ろからは肛門まで丸見えだったはず。
 肛門から性器までを、ともみさんに晒してる安心感……。
 それが、あけみちゃんの顔を、仏さまみたいにしてたんだと思った。
 でもね。
 ともみさんの姿は、どこにも見えないのよ。
 両手首と両足首を戒めた縄が、真後ろに伸びてるんだから……。
 その縄を握るのは、ともみさんのはずなんだけど。
 でも、姿が見えない。
 縄の先は、中空に溶けこむように消えてた。

 じゃあ、あけみちゃんはなぜ、安心しきった顔をしてるんだろう……。
 そう思ったとき、あけみちゃんが僅かに身じろぎした。
 縄目が、ひとりでに締まったみたいに思えた。
 でもその瞬間、あけみちゃんは、口角を上げて微笑んだの。
 それで、すべてが腑に落ちたっていうか、あぁ、って感じで呑みこめた。
 ともみさんは、あけみちゃんを戒める縄になってたんだって。
 どうして、そんな有り得ないことを納得できたのか不思議なんだけど……。
 やっぱり夢の中の理屈なんだろうね。
 そう。
 あけみちゃんと、縄になったともみさんは交合してたのよ。

 わたしの想像が正しいことを裏付けるように……。
 縄はひとりでに解けると、床にわだかまった。
 あけみちゃんの身体が、床に沈んだ。
 身体ごと差し出すように、伸びた縄に沿って身を横たえた。
 縄に添い寝するみたいだった。

 それからの光景は……。
 まさに、人と縄とのセックスだった。
 縄は、自ら身悶えながら、さまざまに形を変えた。
 人はそれに応え、身体をくねらす。
 真っ白い肌に……。
 焼き鏝があてられるように、縄目が刻まれていく。

「あぁ」

 人が、吐息を漏らした。
 縄が、股間に潜りこんでた。

「はぅぅ」

 縄が、股間で張り詰めた。
 縄目が、性器に食いこんだ。

「はぅっ。
 はぅっ」

 人は、海老のように身を折りながら、激しい呼吸を始めた。
 半眼だった目が、大きく見開かれてた。

 いつしか、わたしも縄になってた。
 もう一本の縄と撚れ絡みながら、さらに白い肌を求めた。
 床板を這い回り、紺のソックスに巻き上がる。
 太腿を戒めながら、競うように股間に潜りこむ。
 泥濘の中で、張り詰める。

「あぎ」

 人が、断末魔を噴き零した。
 2本の縄は、容赦なく責め上がる。
 痙攣する下腹に、鮮烈な縄文が刻まれた。

「がっ」

 灼熱の火柱が、人の脊髄を吹き抜けた。
 人は、一瞬にして空洞となった。
 刹那……。
 撚れ絡む2本の縄も燃え尽き……。
 崩れ落ちた。

第十九話へ続く

文章 Mikiko
写真 杉浦則夫
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本作品のモデル「岩城あけみ」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。

放課後のむこうがわ 17

本作品のモデル「岩城あけみ」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。

放課後のむこうがわ 17

 あけみちゃんの背中が、教卓を離れた。
 歩き始めた幼児みたいな足取りで、2、3歩あゆんだ。
 でも、あっという間にバランスを崩すと、上体を捻りながら沈んだ。
 まるで、床に吸いこまれるスパイラルみたいだった。
 でも、微かに残った意識が、上体の姿勢だけは保ったみたい。
 あけみちゃんは、教卓の側面に背中を凭せ、しゃがみこんでた。
 瞳は上目蓋から落ち、宙に泳いでた。
 胸が大きく起伏してる。

「危なかったね。
 上体縛られたままひっくり返ったら、可愛い顔に傷がついちゃうところよ」

 ともみさんは、そんなあけみちゃんを尻目に、机をひとつ動かしてた。
 天板に金属パイプの脚が付いた、生徒用の机。
 それを柱の前に据える。
 この教室の中にはね、柱が何本か立ってるの。
 20センチ角くらいの太い柱。
 最初からこういう設計なのか……。
 それとも、後から補強されたのかもね。
 上半分は白く塗られてたけど……。
 木製の柱だと思う。

 ともみさんは机を、その柱にぴったりとくっつけた。

「あけみ。
 こっちおいで。
 診察台を作ってあげたから。
 これから、あけみのヤラシーまんこを、診察してあげます」

 あけみちゃんの表情が、明らかに輝いた。
 ともみさんの仕草を追ってた瞳が、息づくように膨らんだ。
 あけみちゃんは床に両膝を突くと、懸命に起ちあがった。
 後ろ手に縛られた上体を振りながら、机の脇まで歩んだ。

 あけみちゃんは机の天板にお尻を載せ、自ら迫りあがろうとしたけど……。
 上体を縛られたままじゃ、無理だった。

「ひぃぃぃ」

 もどかしさが、口をついて漏れ出た。

「あわてないの。
 手伝ってあげるから」

 ともみさんが、あけみちゃんを抱えるように机に載せた。
 背中を柱に凭せかける。
 尾骨が天板に着くほど、お尻は前に流れてる。

「それじゃ、患者さん。
 診察の姿勢を取ってください。
 脚を上げるのよ。
 ほら、赤ちゃんがオシメ替えてもらう格好」

 あけみちゃんの両腿が、胸前まであがった。
 膝は二つに折り畳まれ、靴底は天板まで下りてた。

「どうも安定が悪いなぁ。
 落っこちそうだ。
 固定が必要ね」

 ともみさんの片手には、ロープが握られてた。
 どこから出したんだろう。
 ほんとにマジシャンみたい。
 ていうか、その時のともみさんは、全能の人だったのかも。
 手の平を開けば、欲しい物が向こうから飛びこんでくる、みたいなね。

 ともみさんは、あけみちゃんの上体を柱に縛り付け始めた。
 ブラウスと縄が擦れるキュルキュルという音が、まるで宙に鳴る鞭のように聞こえた。
 たちまち縄は、あけみちゃんを括りあげた。
 両腿にも縄が掛けられ、上体と結ばれた。

「はい、出来上がり。
 あけみ、嬉しい?」

 あけみちゃんは、ともみちゃんを見上げながら、一生懸命うなずいた。
 瞳は、憧れるように輝いてた。
 主人を見上げる子犬みたい。
 シッポがあったら、千切れるほど振ってたかも。

「でも、その姿勢って……。
 自分じゃ、どうすることも出来ないんだよ。
 気持よくなろうとしたら……。
 ちゃーんと言葉にして、お願いするの。
 ほら。
 もう、机にお汁が垂れてる。
 さぁ、どうして欲しいの」
「弄って。
 弄ってください」
「どこを?」
「おまんこ」
「はしたない子ね。
 襞々が捲れ切ってる。
 陰核が、鼻筋みたいに持ち上がってるよ。
 鼻の頭を、ちょいと潰してやったら……。
 あっという間に、白目剥いちゃいそうだね。
 でも、そんな簡単にはイカせてあげないから。
 まずは、診察。
 おまんこ測定」

 ともみさんは、さっきの長い定規を握ってた。
 机の前に、しゃがみこむ。

「何センチあるかな?」

 ともみさんは、あけみちゃんの股間に定規を押しあてた。

「あひぃ」

 あけみちゃんの顎が上がり、頭頂が柱を擦った。

「えーっと。
 5センチ……。
 4、5センチかな?
 これって、標準なのかな?
 わたしのは何センチだろ?」

 ともみさんは起ちあがると、スカートを捲りあげた。
 もちろんその下は、何も穿いてない。
 張り出た腰骨に夕暮れの光が浮いて、産毛まで数えられそうだった。

 ともみさんは、自らの股間に定規をあてた。

「あけみ。
 目盛り読んで」

 あけみちゃんは眉に皺を寄せて、ともみちゃんの股間を凝視してる。
 かなり目が悪いみたい。

「4センチ……、くらい?」
「頼りないね。
 ま、ミリまでは見えないか。
 だいたいおんなじってとこね。
 でも……。
 おまんこ剥き出すと、どうしてこう気分出るんだろ。
 弄りたくて堪らなくなるわ。
 ほら、陰核までパンパン。
 見える?」

 ともみさんは、指先で恥丘を引き上げながら、股間を突き出した。
 あけみちゃんの視線は、レーザー光のように一点を灼いてた。
 ともみさんの陰核が、溶け出すんじゃないかって思えるほど。
 そんなあけみちゃんの顔を、ともみさんは口角を上げて見下ろしてた。

「あんまり焦らすのも可哀想ね。
 じゃ、とりあえずサイズ測定はこれでおしまい。
 それでは……。
 お待ちかねの、触診に移ります」
「ひぃぃぃぃ」
「患者さん。
 はしたない声出さないでください」

 ともみさんは、再び机の前にしゃがみこんだ。
 あけみちゃんは、懸命にお尻を迫り出してる。

「ほんとにヤラシイ陰核。
 まさしく勃起してるんだからね。
 陰核の皮が、ヨットみたいに帆を張ってる。
 悪い子。
 そういう子の頭は、ちょっと叩いてあげようか。
 ひょい」
「あぎ」

 あけみちゃんのお尻が跳ねあがり、机の脚が騒々しいステップを踏んだ。

「ちょっと反応良すぎ。
 指でグニグニしたら、あっという間だね。
 ダメよ。
 すぐイッちゃ」

 ともみさんは、引っこめた人さし指を、宙に立てた。
 そのまま、自分の鼻に引きつける。

「くさーい。
 メスの匂いがプンプンする」
「ひぃぃぃぃ」
「これは、キケンな液体ですねー。
 指が溶けちゃいそう。
 掃除が必要みたいなので……。
 これを使いましょう」

 スカートのポケットを探ったともみさんの指には、小さな白い棒が摘まれてた。

「わかりますね?
 綿棒です。
 でも、普通の綿棒じゃないのよ。
 レンズクリーニングの専用品」

 ともみさんは、綿棒を胸前に掲げた。
 まるで、小さな灯し火みたいに。
 あけみちゃんの瞳は、その灯火に焦点を結んでた。
 ちょっと寄り目になるほどにね。

「クリーニングしますよ」

 ともみさんの胸元が、机にくっついた。
 もう、ともみさんの顔のすぐ前が、あけみちゃんの股間だった。
 綿棒を持たない方の手が、宙に弧を描いた。
 あけみちゃんの瞳が、軌跡を追う。

「あひゃ」

 ともみさんの片手は、股間に着地してた。

「包皮の裏側には……。
 恥垢というキタナイものが溜まりがちです。
 そこを、入念にお掃除しなくちゃなりません。
 まずは、包皮を剥きましょう。
 むぎゅー」

 股間に宛てがわれたともみさんの指が、反りながらすぼまった。
 指の狭間から、あけみちゃんの陰核が突き出てた。
 真っ赤な色。
 子犬のおちんちんみたい。

「悪い一つ目小僧ですね。
 め」

 綿棒の頭が、陰核を突いた。

「わひぃ」

 あけみちゃんの膝から下が跳ねあがった。
 紺のハイソックスが宙を掻き回す。

「はしたないですねー。
 お尻の穴まで丸見えよ」
「見てー。
 あけみのお尻の穴、見てー」

 あけみちゃんの両脚が、コンパスみたいに開いた。

「ひくひくしてる。
 カメラの絞りみたい。
 見つめてると、吸いこまれそうだよ」

第十八話へ続く

文章 Mikiko
写真 杉浦則夫
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本作品のモデル「岩城あけみ」の緊縛画像作品はこちらからご購入可能です。

野中あんり×緊縛桟敷

愛に嫉妬はにがい毒の味でそれなしでは愛もあじけないものだがひとたびこの魔物がのさばりはじめると猜疑心と妄想が愛を暗黒の奈落へとじこめ緑色の苦汁の毒をはく。俺はそんな経験を幾度もくりかえしたなかでも記憶に残るものはそんなどん底での、ちわ喧嘩で怒りのあまり目から青い光が飛んだ、おおげさと思われるかもしれませんがボワーと濡れた目から青い光を発したのです。夜の街なかであった、俺は空洞とした体をひるがえしそこを去った、それでなかったら俺は犯罪者に落ちていたであろう二度としたくない恋、と思いながら三つ子の魂の芽はふつふつと芽生えてしまう瘋癲老人の域にある。

このような物語を作りました。年始あいさつに社長宅を訪れた事務員あんりはあらぬ疑いをかけられて局の入れた眠り薬の入ったお茶を飲まされて眠りに落ちているところを形相恐ろしくした神田つばき奥方の縄めにかかり縛り上げられて折檻を受けるのだある、この女史所有欲が強くわが財産のびびたる物も人手に渡るのを悔しがり事務員あんりの鞄をあさりこれもこれもわが夫の貢ぎ物と凄まじい声をはりあげて責めるのである、身におぼえの無いあんりははらはらと涙をこぼし釈明するのであるが嫉妬に狂う局にその声はとどくはずがない、嫉妬の毒牙にかかりしあんりの身。