食虫花 ~美少女・内山遙~5

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第五話【鍵】

少子化の影響で、この学校でも年々、空き教室が増えている。取り壊しの決まっている旧校舎を閉鎖してなお、二棟ある本校舎の内、一棟の三階四階の大部分が使われていなかった。

遙が林田によって引きずり込まれたこの教室は、旧校舎からの引越しの際に出た不用品の一時保管場所となっていた。学校机や椅子だけでない。古い体育マットもあった。この春完成したばかりの新校舎へ引越しした、保健室の古い什器や器具を中心に、雑然と置かれている。そして、何かの作業で使ったのであろう、竹棒や麻縄も見えた。これらは来年、旧校舎の取り壊しと共に、廃棄されてしまう運命にある。
普通の人間にとっては、何の変哲も無い空き教室の光景。しかし、ある性向を持つ者に掛かれば、情欲を掻き立てるに充分な空間だ。従って、林田が卑俗な妄想の中で、遙を凌辱する舞台も、この場所である事が多かった。

男にとって幸運だったのは、空き教室が、女子更衣室の隣に位置していた事だ。盗撮カメラは電波で映像を飛ばすタイプのものだったが、録画機を設置するのに、隣接した部屋は都合が良い。しかも、隠す場所が幾らでもある。彼は、数々の赴任先でこの犯罪行為を行ってきたが、これほど仕事し易い環境は他に無かった。

早速、空き教室の鍵の管理を申し出た。転勤早々で、訝しがられやしないかと思ったが、あっさり了承される。すでに、全く使われておらず、不用品置き場と化した空き教室の鍵の係りなど、関心を示す者など無い。スペアキーは事務室にあったが、念のため、ここの鍵だけは、隙を見て別のものにすり替えた。同時に、無許可で内鍵を設置する。これで、万一にも作業中、誰かが入って来る事は無い。保管されている什器類を廊下側に移動し、窓を塞いだ。外から中を伺えないと同時に、多少の防音効果も期待する。
以降、教室は完全に彼の占有物となっていた。そのうち頑丈な支柱を設置し、新たな犠牲者を恥ずかしい緊縛姿で吊ってやりたい。居心地の良い空間で、そのように楽しく思い描いたりもした。

土曜日、人気のない校舎4階。荒々しく短い開閉の音を残し、教え子と担任教師は揉み合いながら、その教室の中へと飲み込まれていった。
「一体、何ですか?」
声にトゲがあった。遙は、強引に教室に連れ込まれた事に、あからさまな嫌悪の表情を浮かべている。ただでさえ遅れて登校したのだ。はやく練習に合流しなければ。とも思っていたが、なにより、目の前の男がセクハラ教師である事に、彼女は不機嫌になっていた。

「何を見た?」
休日登校で、部活か。熱心だな。といった担任教師らしい前置きは一切無い。
幾分声が上滑っていた。教え子を、さらに教室の奥に突き押し、自らは振り向き鍵を掛ける。
この時はまだ、遙は林田の質問の意味が分からない。「はぁ…」と答えた。彼が女子更衣室から出てくるところを見ていないのだから、当然である。見慣れぬ内鍵にも、不安を覚えていない。
「とぼける気か!見ただろ?」
一度目より、やや強い調子で担任教師が問い詰めた時、彼女は、この男が(生徒に見られて不味い事を、やっていたのだ)と気付く。これほどまで強く、詰問せねばならない理由。

遙の頭の中で検証が始まっている。先程、林田と遭遇した場面が、高速でリプレイされていた。
自分から見て更衣室は、四階の一番奥に位置する。階段を昇り廊下へ出た時、彼はその隣、この教室付近を歩いていた。階段は東西に2箇所あったが、対に位置する階段は、それら二つの部屋の手前にある。だから、更衣室か、この教室から出て来たところではなかったか。普段から出入りの無い、空き教室に用事とは考えづらい。つまり。
そこまで考えが及んだところで彼女は、決して有ってはならない結論に行き着いた。

第六話へ続く

文章 やみげん
写真 杉浦則夫
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食虫花 ~美少女・内山遙~4

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第四話【交錯】

間もなく鬼畜教師の餌食となる被害者、内山遥の視界を少し書き置く。

不幸にして、過去何度も教え子を蹂躙してきた問題教師が、今は遙のクラス担任となっている。
毎日が憂鬱であった。取り立てて成績が優秀というわけではなかったが、学校そのものは大好きな少女だったので、エロ教師・林田の顔を見ずに済む土曜日は、「部活の為に登校」という理由を外しても、楽しいものだったはずだ。

この日は、随分遅刻していた。
体育館から、ボールを打つ音が遠く漏れている。他の部員達が、すでに練習を始めているのが分かった。遙は息を弾ませ、元気良く一段跳びで、階段を駆け上がって行く。休校日のシンとした校舎内に、軽快な足音が響き渡る。弱小クラブゆえ、部室を持たないバレー部は、空き教室の並ぶ、四階奥の更衣室を使っているのだ。その四階に到着し、前のめりに廊下を曲がると、土曜日に居るはずの無い担任教師が、こちらに向かってくるのが見えた。きっと、嫌なものを見た、彼女はそう思ったに違いない。

ともかく。遙は急いでいた。何故、林田が休日に登校しているのか、そしてこの階に居るのかと疑問に思う余裕はない。互いに硬い表情で軽く会釈をし、廊下を足早にすれ違おうとする。すれ違う直前、中年男の強烈な加齢臭が遙の鼻を突いた。シャツに染み付いた煙草のヤニの臭いも多分に混ざっている。汚臭。
彼女が、顔をしかめ担任教師から目を反らしたのは、そういった理由があった。林田はこれを、女子更衣室から出たところを(見られた…)と思い込んだのだ。

やや場面を送る。

面倒な事になるぞ。きっと。
不審に思った遙は更衣室を調べ、仕込んだ盗撮カメラを発見するだろう。今日にでも警察沙汰になるかもしれない。そこまでの事態を避けられたとしても、他の教員に相談するはずだ。そうなれば、無用の土曜出勤について追及されるだろう。いずれにせよ、
カメラという“ブツ”が出ている。さすがに言い逃れは難しいだろう。そのように担任教師は連想し、顛落に恐怖した。
運良く警察や同僚、上司をやり過ごせたとしても、全校生徒の間で、「盗撮教師」と徒名されるのは時間の問題だ。自分を敵視する彼女にとっては、確証が無くとも状況証拠で充分である。週明けには大騒ぎにするに違い。「犯人はアイツだ!」と。

犯るしかないだろ。チャンスじゃないか。
自宅で、遙を盗撮した映像を見ながら、何度もシミュレートした凌辱計画。男は、小生意気な美少女を、身も心も屈服させてみたいと、真剣に考え始めていた。常食としてきた安全な弱者ではない。上手く行けば、これまでにない満足が得られることだろう。同時に、大きな“危険”が伴う事は百も承知だったが、どの道、この悪趣味が発覚すれば、彼に未来は無かった。
林田はきびすを返し、只今降りて来た階段を再び昇り始める。少し早足で。

四階更衣室。
先程、担任教師がバッテリー交換したばかりの盗撮カメラが、教え子のしなやかな半裸を捉えていた。練習用のユニフォームがあるわけでもなく、遙が体操着に着替える様は、普段の体育授業前の風景となんら変わらぬものだ。ただ、今は室内に彼女一人である。
犯人が案じた、彼が追い詰められるような特別な事は起こらない。何も。
少女はソレに気付く事無く着替えを終え、更衣室を後にした。

「内山、ちょっと待て」
話がある。と、背後から声が聞こえる。それと同時に、遙は更衣室隣の空き教室へ強引に押し込まれていた。

第五話へ続く

文章 やみげん
写真 杉浦則夫
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舞真夜×緊縛桟敷

舞真夜「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

マイちゃんが縄拘束に興味を持ったのは緊縛の写真雑誌からですと話してくれる、小学生の時おネイサンの部屋にあったおかしな本をみつけてページをめくると縄で縛られた女の人が苦しそうな顔をして映っていた。
美しい人だと見入っているうちに体が変になりなんだかボーとなり気がつくと手が股間に触れていた。ただただ気持ちがよくこんな時間が長く続けばいいと最初の自慰を覚えたと話す。

縄師長田ステーブとは1年ほど緊縛プレーをつづけているだけに縄の受け方がうまい、体の力を抜き柔らかくして圧迫する縄の力をうまく体に取り込むから縄はなめらかな線を作り美しく女にも心地いい刺激をあたえる。
私は女の曲線美を時流の過激な表現にかまけて忘れていたきらいがある、もう一度おもいおこして緊縛美を大切に撮ろう反省しています。

迷宮の蜜園に群れる者たちの夢
あふれる蜜

舞真夜「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

食虫花 ~美少女・内山遙~3

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第三話【目撃者】

その日、遙は、バレーボール部の土曜部活で登校していた。
部活と言っても万年予選、しかも一回戦敗退の弱小バレー部の事。平日、体育館は他の強豪部で占められ、なかなか使わせてもらえない。グランドでは、さらに肩身の狭い部活を強いられる。だから土曜日しか、ネットを張った本格的な練習は出来なかった。
ただそれも、差し迫った試合など無い限り、気の合った有志数人が集まり、好き勝手に自主練習する程度。顧問も体育館の使用許可を取っている手前、練習始めには顔を出すが、そのうち居なくなっているといった、いい加減なものであった。
こんな調子だから、部室は与えられていない。着替えには普段使っている女子更衣室を利用する。
したがって、そんな事情を知らない林田が、遙らの休日練習など気にも留めず、無警戒に、更衣室に設置した盗撮カメラのメンテナンスしていたのも、無理からぬ事と言えた。廊下の先に、教え子の姿を見た時は、さぞ驚いたことだろう。

もちろん一方の遙にとっても、突然の担任教師の登場は、予期せぬものであった。そして同時に、不快なものであったに違いない。地味な風貌と退屈な授業。その為、生徒には不人気であった。それとは別に、林田が生徒、特に女子から忌み嫌われているのには、理由がある。いわいるセクハラ教師だった。何かと理由をつけては、女生徒の身体を触ろうとする。そればかりでない。彼女は中学校時代の友人から、彼の前任校での不埒を聞いていた。
この男、教え子への猥褻行為が問題となったという。遙はそれを、クラスメイト達に報告していた。いや、それでも彼女の伝え聞いた話は、かなり薄められた内容となっていたようだ。実際の関係は、遥らが思いも及ばないほど、陰惨なものであった。

その犠牲者は、当時、入学したばかりの女生徒だった。希望に満ちた、楽しい高校生活を思い描いていた事であろう。見た目に、大人しい少女であった。遙とは同期にあたる。
新しい環境に入り間もなく、担任教師がもたらした突然の凶事。友達が出来る前であったし、片親である母は昼夜無く働いており、娘とのコミュニケーションが不十分だった。その為に、誰に相談する事も出来ず、林田の辱めにじっと耐え続ける他ない。

悲運にも、彼女は被害生徒の中で歴代最年少だった。三年という在校期間、わずかな差であっても、その若さは中年教師を魅了する。つい夢中になり、毎日放課後に生徒指導室へ呼びつけては淫らな行為に及んだ。他の生徒が、そういった特別な関係に気づかぬはずがないではないか。
程なく二人の関係は、少年少女達の好奇心をそそる、格好のスキャンダルとして広まる。「教室から喘ぎ声が聞こえた」だの「ゴミ箱にコンドームが捨ててあった」「いや、すでに妊娠している」といった話が、無責任に拡散された。やがて、その噂が保護者達の耳に入り、トラブルとなった。昨年秋の事である。

林田は、学校の事情聴取に際し、「行き過ぎた指導があった」の他は、知らぬ存ぜぬを通した。女生徒は、密室での淫行に口を噤み、他に事情を知る者が現れるでもない。
彼はクラス担任を外されたが、それ以上の処分は無かった。とはいえ、その後直ぐに、別の学校へ転任させられるという人事が、暗に事の重大性を示している。男の日頃の行状から、誰もが薄々、「噂に近い真実」を感じ取っていたのだった。

結局、その女生徒も学校に居られなくなり、二年への進級に合わせて転校を余儀なくされたと聞く。
高校生になっての転校は大変だったはず。表向き否定はされたが、やはり噂どおり、如何わしい行為はあったのだろう。だとすれば、あんな冴えない中年男と同意のはずが無い、絶対に無理矢理だったに決まっている。

あまりに憐れであった。遙は、一面識も無い他校の生徒を思いやり、ひどく同情した。一方で、加害教師に対して言い知れぬ怒りを感じたのだった。何故、こんなトンデモ教師が辞めさされずに済んでいるのか、正義感の強い遙には不思議でならない。
所謂、大人の事情であった。

第四話へ続く

文章 やみげん
写真 杉浦則夫
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キネマ館 新作撮り下しHD「美帆」

緊縛桟敷キネマ館 コンテンツ
「撮り下し動画」にて、美帆さんのHD版 新作が本日発売開始となりました。

上記作品のページです→

今回は、制作側をも驚かすほどの底なしマゾ女性「美帆」です。
緊縛新聞のバナーイメージにも起用され、M女の通信記録にてプライベートな記事特集もくまれているので、気になる方は緊縛新聞で記事をご覧下さい。
緊縛新聞「M女の通信記録」

■ 前半 きつく縛られるほど更にきつく求める美帆にこれでもかと縄や道具で責め尽くす。後手で縛られ目隠し鼻フックでバイブをしこまれて転がされ、悶える美帆をどうぞご鑑賞下さい。


■ 後半 樽の中にふみつけられて水責めされ足をばたばたして堪える純朴なM女。ケツをいじられ、竹で腹・胸をつぶされ、バイブで弄ばれ、吊られてクリップをつけられても、ひたすらに主人へ従い続ける。

杉浦則夫緊縛桟敷では「須永佐和子」というモデル名で出演した事もあります。

それでは皆様どうぞ、緊縛画像を心行くまでご堪能下さい。
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