管野しずか×緊縛桟敷

管野しずか「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。
私が女の裸を覗き見たのは小学生の夏休み、営団住宅の親戚の家に遊びに行っているおりでした、隣の家は小さな庭越しに開け放った部屋がすっかり見えるような作りでした、私は夏の朝の爽やかな光を窓越しに隣家の窓を見つめていると突然裸の成熟した女が窓を開けて朝陽を身体に塗り込むような仕草で佇んだ、キラキラと輝く乳房、小麦色の肌、胴回りのくびれの真ん中にある臍、初めて見る女の裸の美しさ見せたのは隣家に遊びにきていた婦人の妹さん。
そんな記憶をもとに下着を着替える女から撮り出してみました、覗きの楽しみは視姦者の熱い眼差しが開放された日常生活にある女に透明人間のごとく絶対にきずかれることなく女の仕草と同調しながら興奮を高めるところにある、そんなシーンを管野は艶めかしく創ってくれた、彼方を見つめる寂しげな横顔の美しさをみせてこれから始まるドラマの用意をつくる。
厳しく縄とめされた腕の血流は徐々にとまりなをも重なる責め縄の痛みが美しい顔に苦しみの波紋をひろげる、身体の奥深くからはく海女の口笛の如き音色の一つ一つに美しき顔はくずれ被虐の美が深まる
管野しずかの美しさははかない蜻蛉(かげろう)の美だ、だが被虐に堕ちるしずかは真っ赤な夕陽が水平線に堕ちる神々しさ表す、最後の光を水平線に落す哀しげな旋律、愛の意味を哀しさに封じた女、痛みを性的服従にする女、ここに写る股間のほとばしりはなによりの証。
管野しずか「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。

高沢沙耶×緊縛桟敷

高沢沙耶「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。
とても変わった子ですが、ボディーラインは素晴らしいです。変わったといいますのは人みしりが酷く現場にとけこめなくなると内向的になり、撮影がなげやりになってしまったことがたびたびありましたとマネィジャーはいうが、久々のそそる肉体を見せられてのがすわけにはいかない。
もともと緊縛撮影に適したモデルは少々癖のある子がむいていると過去の自信をもとに撮影にふみきる。慎重に高沢の緊張をほぐしこの子の感覚にとけこむようにして撮影を始める。この瞬間が今日一日の結果をしらせるとても大切な時だ、撮影時の第一印象だ、互いの感覚にずれがあるならばこちらからすりより、モデルをフォローするのが常套手段だ。だがモデルの緊縛にたいする理解がまるでないと、のれんに腕おしになってしまう、少しの戸惑いが以前ならばモデルの股間に猥褻感を求めたのであるが、この時期は緊縛の凄みは開脚によってそがれてしまうという思い込みがあり、ひたすら自分の想いをつきとおしてしまった、ああこれほど男心をそそる肉体のもちぬしにあってと、またしても反省する。
だがだが高沢はとても素直な子です、ちょっとトイレに行かせて下さいというのを、そこのオマルにしてみようかともちかけると「はい」と少し躊躇しながらも排泄シーンをつくってくれて小水をトイレに捨てにいくのであった、またまた調教ならばなぜにその小水をあびせて飲ませないのか、波長が狂っているときはアイデアも枯れる。成熟な美乳から流れる曲線の美しさをひたすら求めるべきだした。

高沢沙耶「杉浦則夫緊縛桟敷」にて掲載開始。