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あけみちゃんの視線は、お尻の裏側を貫いてた。
わたしからは見えなかったけど……。
あけみちゃんは、ともみさんの性器を凝視してたんだろうね。
「ちんちんなんか無くたって……。
犯せるんだからね。
両脚上げて」
あけみちゃんの太腿にはロープが掛かってた。
ロープの端は階段柱に結ばれ、ピンと張ってる。
でもそれは、階段下の床に足を着けて……。
太腿を内側に絞ってたから。
あけみちゃんの足裏が、床を離陸すると……。
ロープは緩んだ。
「ふふ。
凄い格好。
相変わらず、柔らかいわね。
でも、もーっと開いて」
ともみさんは、あけみちゃんの太腿に掛かったロープを、膝までずらした。
ロープはさらに緩んだ。
ともみさんは、あけみちゃんの膝裏に両手をあて、ぐっと押しつけた。
両脚が最大限に開き、靴の裏が天井を指した。
「ひぃぃぃぃぃ」
あけみちゃんの口から、笛の音のような声が漏れ出した。
ともみさんを真っ直ぐに見上げてる。
大きな瞳が、ドクドクと鼓動してた。
「どうしてほしいの?」
ともみさんは、狩り捕った獲物を嬲るように、あけみちゃんの視線を絡め取った。
あけみちゃんを視線で舐めあげながら、ゆっくりと階段を上がる。
あけみちゃんのお尻が載ってる2段目に、ともみさんの足裏が乗った。
あけみちゃんは2つに折りたたまれ、靴の踵が頭上を蹴りあげてた。
ともみさんは、ゆっくりと腰をおろし、和式便器を使う姿勢をとった。
上からのしかかるお尻と、下から迎えるお尻。
白い臀部が、相似形に向かい合ってた。
「どうしてほしいか、自分で言いなさい」
あけみちゃんの肛門が、ヒクヒクと動いた。
しゃくりあげてるようだった。
「パンパン、して」
「よく言えました。
じゃあ……。
アシスタントさんに見てもらおうね。
わたしたちが、パンパンするとこ」
ともみちゃんが振り向き、わたしに視線を投げ下ろした。
あけみちゃんも顔を倒し、わたしを見た。
わたしは両脚を抱え直し、肛門を突きあげて視線を迎えた。
「アシスタントさんも、もう堪らないみたいね。
でも、これ見たら……。
もっと堪らなくなるわよ」
ともみさんが、視線を真下に戻した。
あけみちゃんの視線が、それに重なる。
「パンパンして……。
して……。
してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
あけみちゃんが叫び終わらないうちに、ともみさんのお尻が振り上がり……。
振り下ろされた。
パン!
湿った肉音が立った。
ともみさんの股間が、あけみちゃんの股間を打ったのだ。
あるいは、2人のお尻が打ち合う音だったかも知れない。
でもわたしには、2つの性器が叩き合った音に聞こえた。
ともみさんが、再び尻を振り上げた。
肛門が宙に曝され、尻のあわいからは性器が覗いてた。
振り下ろされる。
パン!
さらに高らかな肉音が響いた。
あけみちゃんの瞳がさらに膨らみ、頬肉が震えた。
あけみちゃんの表情で、2人が何をしているのか、ようやくわかった。
2人は、クリ……。
ていうか、ともみさん流に言えば、陰核ね。
その陰核を、打ちつけあってるんだって。
2人の恥骨に挟まれて、陰核は互いに潰し合ってたんだ。
こんな形の行為があるなんて、思いもしなかった。
でも、間違いなく性行為だよね。
「はぅっ」
ともみさんが、強い息を吐いた。
打ち下ろす尻に、スピードが加わった。
お尻の上がる角度は少し下がったけど、その分インターバルは短くなった。
「いぃ!
ともみちゃん、いぃ!」
「いいの?
そんなにいいの?」
「いぃっ。
いぃっ」
「そんなら、もっとよくしてあげるね」
ともみさんのお尻が止まった。
足の位置を微妙に踏み直すと、再び尻が上がった。
2人の股間を、水飴みたいな液体が繋いでた。
窓からの光を返して、キラリと光ったように見えた。
でも、それも一瞬。
「はっ」
ともみさんの気合と共に、再び尻が振り下ろされた。
パーン。
「あけみ、行くよぉ」
「来て、来て!
来てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「はぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
咆哮と共に、ともみさんのスロットルが開け放たれた。
パンパンパンパンパンパンパンパンパン。
ともみさんのお尻から、輪郭線が消えてた。
白いお尻が、残像の軌跡の中で霞んでる。
あけみちゃんが持ち上げた脚の先では、通学靴が小刻みなステップを踏んでた。
ともみさんの汗が、あけみちゃんの顔に散りかかる。
あけみちゃんは頭をうねらせながら、ともみさんの汗を浴びてた。
「あ、け、み、ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
まるで2人は、止まることを忘れた自動人形のようだった。
このまま壊れるまで動き続けるだろう。
でも、それを見届けることは出来そうもなかった。
わたしの方が、限界だったから。
ともみさんの命令に背き、指が動いた。
陰毛の上に乗るタンポンを摘まみあげた。
切っ先を下向け、狙いを定める。
一気に突っこんだ。
「わひゃっ」
全身で跳ね上がった。
両脚が、カエルのおもちゃみたいに伸びてた。
わたしが突っこんだのは、お尻の穴。
ともみさんに入れてほしかったのも、そこなんだ。
お尻にタンポン詰めて、締めつけながらクリ弄ると、すぐにイッちゃうよ。
やったことない?
でも、そのときは、クリを触る余裕もなかった。
お尻に入れただけで、イッちゃったからね。
壊れた人形は、わたしの方だった。
手足が床に投げ出される音を聞きながら……。
わたしの意識は遠のいってった。
第十二話へ続く
文章 Mikiko
写真 杉浦則夫
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