舞野まや


「舞野まや」杉浦則夫緊縛桟敷にて、本日掲載開始。

新人であるそして若い。デビューして3ヶ月ですでに30本ちかくビデオ作品に出演する、優秀な演技指導者がつけば大輪の花と咲くだろう。

今回は物語をはぶき、ここにある舞野まやを素直に撮ろうと思い撮影にのぞむ、自然に縁側に佇んで春の陽をあびる少女のスナップから入る、アングルを選ぶこともなくピタリと構図にはまる、19歳のあどけなさを瞳の艶やかさにみとるがどこか寂しげな哀しさをもった少女である、私は美少女の陰を強く意識して部屋の片隅に折檻を待つ少女をつくった、私の想いとまゆの理解が同期したようでゆらめくローソクの明かりを受けた瞳に涙の露を光らせた、わずかな時でこれだけ深く悲しみの姿をみせるこの少女の生い立ち過去を知りたいと意識する、そんな想いを持ちながらこれからの撮影にのぞむこととする。このままひたすらに折檻を受ける少女の図を描くのも一つであるが私にその用意がなされていなかった。もしこの少女の涙のうちにある過去に男の暴力と性の欲望に従順に身をまかせた辛い過去があるならばそれを描くのも選択の一つだ。まゆは男の暴力になすがままにもて遊ばれる、悲しみの奈落に落ちた舞野まやが突然おいおいと大粒の涙をながして泣き始めたー我々スタッフはそろそろ猥褻のころあいにむかおうと各々の股間をふくらませていた時であるから、そのすきをつかれて驚き夢の舞台が現実世界へ下ってしまった、まやに「だいじょうぶ」と不安にかられて聞けば、感情移入がこうじるとよくこんな状態になるという。

私は撮影中にモデルさんの体に触れることはあまりないがまやのお尻だけは例外でした。ゴムまりのような肌の弾力というが、もち肌の吸い付く感触にあらずもう少しさらりとしたお尻に触った手に幸せが伝わるような心地よさを残す感触です、伝わりますかまやのお尻を見るうえでこの感触はとても大事です。

新人で若いのにどこで覚えたのか吊られて絶頂感をあじわうと告白があり、試してみるが数本の縄が体に食い込みすぎて痛みのため集中できず失敗、二度目あぐら縛りから逆さ吊りに入る、この縛りはかなり長いこと放置できる、

緊張のうちにあっては30秒もすごく長い時間だそれがすでに3分たっている、まやの顔がうっすらと紅色に染まってくる、周りはとても静かな緊張でみまもる、まゆの体がわずかに震えロープのきしむ音を作る、半開きの可愛らしいつぼみのような赤い唇、視点をなくして開いた三日月型の瞳、やがて満ちあふれるようにあふれでる蜜のような濃密な液体をその唇から流す、血の逆流が記憶も考えることも止め空白の体を作る、ゆらりと揺れて半回転した時まやの小さな叫びを合図に体を降ろす。

お疲れ様と打ち上げの席で、まやはスタッフの小皿に料理を小分けしてかいがいしい、親の躾というよりも苦労から覚えた気遣いがみられる。

舞野まや」杉浦則夫緊縛桟敷にて、本日掲載開始。

投稿者:

杉浦 則夫

杉浦則夫写真事務所代表 杉浦則夫